世を跨ぐ、異世界人へ捧ぐ、腐った天才の「彼女を帰すために僕はなにも、」できたこと。

ジークフリート・ラコライトリーゼが助けた少女、ユーリ・サトーは異世界人だった。
かつて高度に技術が発展した異世界人がもたらした技術により２つの大陸が滅んだこの世界でも、ただ誘拐されただけの女の子は神の御使いでもないし、世界を滅ぼす悪魔でもない。そんなの理不尽だと思う。
「助けたからには義務がある」本当は理由など無いのに、その程度の嘘で彼は、異世界人と行動を供にする。
降りかかる火の粉を全てをその身で守り、「元の世界に送り返す」ために行き当たりばったりのまま行動を始めた。それが過ぎ去れば忘れる夢のような恋だと気付いていながら、
これは、きっと報われない彼のたった1年の物語。


https://novelup.plus/story/682079907　にも投稿。