第1話 異世界転生剣姫ムカキンヒメとの出会い
バーチャルエーアールスマホゲームを歩きスマホ中事件が起きた。クラクションの音が鳴ったピッピッピ、ピッピッピと何度も何度も、うるさい。俺は無視しながらゲームを夢中になってプレイしていたが車が背後に迫ってくる気配を察知し、流石に無視できなくなり振り返ったが時すでに遅し!引かれる直前に復讐を誓いこの世を去った
「ここは…?」
キンキンカキーン剣の音が交わる
素人目でもわかる、凄まじい剣劇だ
「終わりだ!ムカキン流奥義峰打ち」
ムカキン家に代々受け継がれている技の一つ峰打ち、殺さずに捕らえ、正義執行するために編みだされた
邪悪な者の足が切られ、膝を付く
捕らえようとした瞬間札束の嵐が降り注ぐ
「フィッシュ 父さん助けに来たぜ」
神風特攻隊総隊長邪悪ならず者国家ジャポンニーズ大帝国最高権力者課金王大富豪の息子大悟が助太刀に入った
「札束に気を取られてる内に逃げるぞ」
撤退しようとしているようだ
「逃がすか!ごふっ」歴代随一の実力者と評されるムカキンヒメが転んだ
「不味いわね…かなり距離が離されたわ」どうやら千メートル離されたようだこのままだと完全に見失う
「50m8秒代の俺にお任せを!」異世界の学校でクラス1足が速くリレーの選手だったから足には自信がある。"神足の空"という異名を持ち、学校でモテモテでクラスの男子から嫉妬されまくり疎まれていた
「やべっ転ける」札束トラップのせいで転けそうになったが根性で耐えた。絶対に追い付いて見せる!!
「心を燃やせ!限界を超えろ!」
燃え上がる闘志で札束が次々と燃えていく、ドクンDQNドビュン心臓の鼓動が高鳴る。魔術がみるみる上昇していく
「MUKAKINTHE・WORLD」ノリで叫んでたら魔術師最大の切り札異空間魔術発動に成功した
「時が止まった?」俺以外動いている物質がない、何だか知らないがチャンスだ!全速力で駆け抜けた50メートル6秒で、追い付く寸前で異空間魔術が切れた
「いつの間に!?上級風魔法ふーふー」10メートルを切ったところで風魔法の反撃を食らい、千メートル押し返された。
「バイビーってもう聞こえないか」
悔しい、あともう少し捕まえられたのに
「ご無事ですか実は勇者様にお願いが…」勇者?お願い?一体なんだってんだよ
「今世界は戦争の真っ只中です。勇者様の力で戦争を収めてください」