『だろうだろうだ』・・・『詩の群れ』から
『だろうだろうだ』・・・『詩の群れ』から
㈠
一つ言っておくよ、お前は、だろうだだろうだ、うるさいんだよ。
だろう、期待されなくて、嬉しいよ、ということだろう、え?
だろうな、お前は、いつも、時が流れるんだろうだ。
言葉少なく、頭上を見上げているんだろ、だろうだ。
㈡
腐りきった迷路の中、俺はお前、お前は俺さ、だろうだ。
だろ、だろうだろうだ、ってことは、もう言い尽くした訳なんだよ。
そうだな、我々は、初心に戻らなければならないんだろうだ。
そうだよ、焦る必要はない、俺は俺、お前はお前さ、だろうだ。
㈢
つまりは、だろうだろうだってことで、詩の群れの疲弊か。
そうなんだろうだ、言葉の葉を枯らした、俺は俺なんだよ、だろうだ。