表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/11

〈第四話〉試験当日

 「こ、ここがカルトルミア学園・・・」


 試験を受けるために来たとはいえまた来れるとは・・・いや、受かればここで過ごせるのか。


 「よぉ!ラートじゃないか!お前もここ受けるのか?お前みたいな劣等書がここに受かると思うのか?諦めろよ!俺が受かるところを指しゃぶってみときな!ハハハハハハ!」


 アルベルだ。こいつもここに受けるのか。

まぁいいや適当に返しとこ。


 「アヌベルもここに受けるのか、お互い頑張ろうね。」


 「はっ!お前が受かるとは思わないけどな。じゃーな!せいぜい足掻けよ!劣等書の魔術師!」


 ラートは学園の方に駆けていく。

あんなに僕に突っかかって何かあるだろうか?

何かメリットになるといいんだけど。


 「ラート、剣を受けとれ。」


 「はい、父上。」


 僕は剣を受け取った。黒革の鞘だ、星のような装飾が施されている。

大きさはいつも使ってる木刀と変わりはないが

重さが違う、腕にズシリとくる心地の良い重さ。

刀身を見るため鞘から剣を引き抜く。

色は深い藍色、しかし水晶のように透き通っている。綺麗だ、なんて綺麗なんだろう。


 「ラート、その剣はアマノシラガネという

レアメタルで出来ているんだ、試しに切ってみるか?」


 そういうと父は僕に直径30cmくらいの鉄の塊を投げてきた。直ぐに上段に構え、斬り裂く。


 ・・・鉄を斬る時の抵抗がなかった。

正直こんな剣があるのか、驚いた。


 剣を見ていると鍛冶屋さんが口を開けた


 「カッカッカッ!すげぇ斬れ味だろ!

伊達に1年かけて打ったわけじゃねぇんだ!

その素材な!この空にある隕石から

片っ端から探し回っても100g見つかるかどうかの代物なんだぜ!それが剣を作れるぐらいの

量があるとはな!お前の父ちゃん何もんだ?

まぁいい、俺の名はウチバだ!タメ口でいいぜ!よろしくな!あっ、その剣折ったら殺るからな?わかったな?」


 すごい喋るこの人、最後なんて言った?

すごい物騒な言葉聞こえたけど。


 「その剣の名前なんにするんだ?ラート!」


 そうウチバが聞いてくる。

そうだ、剣には銘が必要だ。


 隕石ってことは宇宙・・・つまり空だ。


 「ウ、ウチバ、蒼空の剣ってどうかな?」


 ウチバは目を瞬きさせると口角を上げ

「気に入った!」と言って剣に銘を刻んできた。


 「大切に使ってくれよ!じゃあな!」


 「はい!ありがとう!ウチバ!」


 その場を後にし学園に向かう。

あぁ・・・楽しみだ、楽しみすぎる。

受かったら何をしようか、と夢を膨らませる。


 「着いたぞラート、しっかりしろよ。」


 「分かりました、父上。精一杯頑張ります!」


 僕は試験会場へ走り出す。


まずは筆記試験だ。なになに・・・


Q.魔術の四大書とは?全て答えなさい。

A.赤色、青色、黄色、茶色


Q.色が混じっている書物をなんというか。

A.混交魔術書


 ん?簡単すぎないか?

本当にこんな問題で試験になるのか。

常識の問題だぞ、こんなの・・・


 これも・・・これもこれも・・・これも・・・あっ・・・


 全部埋まっちゃった。

しょうがない、汚い字でも書き直しておこう。


 終わりのブザーがなり次の試験会場へ

移動させられる。

確か次は魔術試験で1vs1をするらしい。


 「試験内容は分かってるな?

じゃあ受験番号1と2、前に出ろ。」


 いや、何人いるんだろ?

もう空は暗くなり月が登り始めている。

僕は1番最後らへんなので、僕の番号が呼ばれたらおしまいだ。そろそろ魔術書読みかえそう。


 「やっとここ終わりか・・・267と268番。」


 僕の番がきた。

本を構えながら前へ出る。

その時会場から笑いが起きた。

僕が灰色の本の持ち主だからだろう。

笑い声や罵倒の声が次々と飛んでくる。


 「じゃあ試験、始め!」


 試験官の合図とともに相手が魔術を発動させる。

それに対して相手の術式に手をかざし詠唱をする。


 「第一節炎魔術炎槍!」「第一節反魔術魔道共鳴」


 飛んできた炎の槍は消滅せずその場に残り

炎の槍は相手に向かって飛んでいった。


 「うわぁっ!」


 そんな情けない悲鳴とともに炎が上がる。

もう終わりか、術式が荒かったな・・・


 僕が勝つとともに、罵倒や笑い声は無くなった。その中から「インチキや!」という声が上がる。その声はだんだん大きくなっていき、インチキコールが始められた。


 「そんなこと言うなら1人ずつかかってきなよ、相手してあげるから。」


 そういうとみんな黙り込んでしまった。

そんな空気を嫌に思ったのか試験官が

「受かったらいくらでも決闘申し込めるよ」と

言って、場を慰めた。


 「明日には試験結果を貼ります。」


 そういうと試験官は去っていった。


 いや、ほんとすみません、次話投稿ボタン押すの忘れておりました。申し訳!(キュルン)

ということで結構頑張らせて頂きました(多分)

試験中は無双ということで幕を閉じましたが

受かりますかね、ラートくん(ニヤニヤ)

まぁそれは置いときまして本当にすみません。

僕のミスです、すみませんでした・・・(土下座)

これが本当の小説とすれば編集者さんが

「馬鹿者が(はぁと)」をしながら殴ってきたでしょうね。

次は必ず夜に更新します!絶対みてくれよな!

see you again!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ