まぁまぁ、ゆっくり、そう焦らず。
カ「良い天気ですなぁ。」
ヒ「だなぁ。」
カ「ズズズズゥーーー。あーー。」
ヒ「あ、わしももう1杯、茶もらえんかいぉ。」
五葉「あのぉ…、もうそろそろ今回から連載される、「カズオ&ヒトシ」のインタビューを始めさせてもらっても大丈夫ですかぁ?」
カ、ヒ「ふぇ?」
「なんてった?」
五葉「だからぁ、これから!インタビューを!始めても!いいですか!?」
カ、ヒ「はい、はい、はい、よろしいですよぉー。」
「あぁー、いんたぶぃゅーね。」
五葉「なら始めます!(はぁ…。)今回の連載はお二方の日常のお話をテーマにしたものだったのですが、いかがでしたか?」
ヒ「いかがでしたか、って言われてもなぁ。」
カ「私らは普通に生きてただけだったけどぉ。逆に聞くけど、あれで大丈夫でした?」
ヒ「あんなもん、需要はないだろなぁ。」
五葉「そうですね…。需要…、不安ですね…。」
ヒ「じゃろがい!そんなもん、書かんければ良かったのによぉ!」
五葉「でも、ちょっと道端で歩いてた仲の良いご老人達を見て、これ書けるんでわないか、と思ったんですよね…。」
カ「まぁ、まぁ、そんなヒトシさんよぉ。若者を虐めたらいけないよ。」
ヒ「近頃の若者は、後先考えんから好かんのよなぁ!」
カ「この人は放っておいて。えぇーっと、なんだったかな、いん、えー、いんたぶ…。」
五葉「インタビューです。」
カ「あぁー、そうそうそう。いんたぶぃゅー。続けてもらっても大丈夫ですよぉ。」
五葉「はいぃ…。ならぁ。この連載の話を聞いた時はどう思いましたか?」
カ「あぁー、こんな老いぼれ達を使って頂いて、ありがたいなぁ、と思いましたねぇ。」
五葉「なるほどぉ。ヒトシさんはどうでした?」
ヒ「かったるいと思うたわぃ!まぁ金貰えるからやったけどもな。」
五葉「…。でも、まぁ…。(もうこのじぃ、嫌。)」
カ「後は良く私らを見つけたなぁ、と思いましたねぇ。」
五葉「あ、なんか街中でお二方の仲良くお茶してるシーンを見て、お声をかけさせて頂きました。(今ではあの頃の自分をぶん殴りたいよ。)」
ヒ「まぁ、な。こいつとはな日本が戦争してる時からの仲だからな。」
カ「そうだったねぇ。あの頃は若かったなぁ。」
ヒ「あの頃はな、アメリカになんか負けるか!って気持ちでな、横の人と人が繋がって、切磋琢磨して生きてたんだよ!それなに、近頃の若者は、アメリカの真似事ばっかりしよってな!もっと自分の国をだなぁ…!」
カ「まぁ、辞めなさいや。」
ヒ「お前もそう思わんのかい!?」
カ「私はこれからはもっと自国以外の国も見ていかないといけないなぁ、と思うよぉ。」
ヒ「それじゃいかん!もっと日本人としての誇りを持ってぇ…!」
カ「それだと日本は発展しませんよぉ。」
ヒ「発展!?そんなもんしなくても、日本は強くあればいいんじゃぁないかい!?」
カ「日本はもう強くなくてもいいんだよぉ。これからは賢くなければねぇ。」
ヒ「お前ぇ!日本の魂を忘れたのか!?」
カ「忘れてはないよぉ。」
ヒ「いぃや!お前は忘れとる!」
カ「忘れてない。」
ヒ「忘れとる!」
カ「忘れてない。」
五葉「はぁ…。こんな感じのじぃさん2人のお話を、こらからちょこちょこ出していきますので、皆様、新聞のコボちゃんを見る感覚でお楽しみ下さい。それでは失礼します。」