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告白された日。



「好きです、僕と付き合って下さいっ…!」

 放課後、呼び出された場所に行くと、突然そう告白された。

 それは私の短い人生の中で、初めての告白で。柄にもなく一瞬、ドキリとしてしまった。

 けれど私は彼とお付き合いをするつもりはない…というか、今の所誰とも付き合う気はないから、丁重にお断りさせて頂いた。

 ただ正直に言うと食い下がられそうだったから、敢えて「いかにも」な台詞で。

 けれど彼は一瞬悲しそうな瞳をしただけで、すぐに笑って「だよね…ごめんね」なんて言ってきた。

 何だか可哀想な事をしてしまったような気がして、逃げるようにその場を後にする。

 後ろから小さく「ありがとう」と聞こえた気が、した。


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