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告白した日。



「ごめん私、他に好きな人いるから」

 そんな月並みな断り文句で、いとも簡単にフラれてしまった。

 僕にとっては一世一代、勇気を出してようやく捻り出した告白だったのに、彼女はいとも簡単にそう言って、すたすたとその場を立ち去ってしまう。

 彼女はモテるからきっと、こういうのにも慣れているんだろう。

 僕とは180度違う、彼女。だからこそ僕は彼女に、こんなにも惹かれたんだ。 自分にはない部分を一杯持つ、彼女に。

 彼女の立ち去った方向を、じっと見つめる。

 不思議と、清々しい気持ちで一杯になる。

「…ありがとう」

 思わずそう呟いて、僕は空を仰いだ。

 


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