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ヒーローは挫けない!



「…さぁ、君で最後だ」

 

 それは、絶体絶命の大ピンチだった。だがヒーローたるもの、どんなに絶望的な状況でも、決して希望を捨てる事は許されない。


「くっ…まだだっ!まだ、何か手があるはず…っ!」


 僕は必死に頭を働かせて、解決案を模索する。けれど中々いい案は思い付かなくて、嫌な汗が頬を伝い落ちる。

 …怖い。ガタガタと身体が小刻みに震える。


「無駄だよ…君も皆の後を追う事になる。いい加減諦めなさい」


 何か…何かある筈だ。この絶望的な状況を一気に変える方法が―…!



「…あのね、本当もう早くしてくれるかな?皆とっくに終わっちゃったからね」「後少し!後少しだけ心の準備をさせて下さいっ…!」

「はぁ…君には毎度、苦労させられるね…」


 ぶるぶると震えながら注射を拒み続ける生徒に、校医は深い溜息を吐いた。



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