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はじめに。

 

 

 何故かどうしても眠れない、そんな夜。貴方は何をしますか?

 眠れるまで読書?

 リラックス出来るお香を炊く?

 クラッシック音楽を掛ける?

 とりあえず横になって目を瞑ってみる?


 それもいいかも知れません。ですが私の場合は、小説を書きます。

 思うがままにペンを走らせて、ただがむしゃらに、物語を紡ぐ。

 ……最も、中には到底、物語と言えないものもありますがね。

 あくまでこれは、私が眠れるまでの暇潰し。ただの暇潰しですから、オチも面白みもないものばかりでしょう。


 なら何故書き記すかって?

 そうだな…言わばこれは私の日記みたいなものなのです。空想を言葉で具現化した、妄想の世界。




 --そう、これは眠れない夜に生まれた、小さな小さな物語。



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