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アルタイア興亡記  作者: JAKUSUI
楊氏周王朝編纂『周書阿爾泰亜伝』
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楊氏周王朝編纂 『周書阿爾泰亜伝』 より、一部抜粋


 阿爾泰亜公国、「山海の関」以北の強国なり。その地に住まう諸族、かねてより合議により地を統べ、その長、公の爵位を号す。

 阿爾泰亜初代の長たる神羅、墨戈威徳の可汗より詔を奉じて東征す。是を以て史の始まりと為す。

 征軍、樹海と曠野の境に至りて府を開き、野の黒馬を束ねて騎射の軍を興し、その牙と為す。

 諸族と時に和を結び、時に干戈を交え、覇道一進一退、遂に阿爾泰亜の地を束ね、公となりて領を安寧せしめるに至る。

 故に神羅崩ずるにあたり、廟号高祖、開武公と曰う。


 初代より二十代、四百八十余年を経て、二十一代目たる当主、武威と法治をもって領を開化せしめ、然るに国号「阿爾泰亜連邦帝国」と革め、皇帝を称す。

 阿爾泰亜皇帝、姓を阿爾泰亜、諱貴峰、字伯卿。阿爾泰亜湖畔の生まれなり。公国再興と帝国建国の功を以て、廟号聖祖、諡号光武神文皇帝として、聖廟に列せらる。

 貴峰、少壮より黒騎の軍を統べ、驍勇にして万夫も当らず(万夫不当)、兵を率いれば百戦百勝、古今無双の名将なり。

 貴峰入陣するにあたり、麾下の将兵楽を為し舞いて是を慕い、依りて士気大いに高まるなり。故に世、是を「小蘭陵」と称す。

 貴峰の治世、阿爾泰亜は富国強兵の国なれども、戦いを忌み、商いと医の術を以て国交を結び、和を以て貴しと為す。

 その威光、我が周王朝に達し、歴代の聖上、彼の国と和を以て結び、故に国の境、遂に平穏に至れり。

 周王朝、今上の聖上、玉声を臣に賜り曰く、「彼の国は帝の国なり、侮るべからず」

 臣、奏じて曰く、「彼の国を史に編むに当たり、以後帝国と名を冠すべし」

 聖上、再び玉声賜る。「良きよきかな

 以来国交ついえることなく、両国共に潤い共に栄え、その威光、日の没する地まで轟くに至る。


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