「犯人を捕らえてみれば…わが子かな。」
人を疑う時は、よくよく気をつけないといけません。
思い込みで行動したら大変なことになることを
努々、忘れるべからず。
というお話し。
ねえ~(´`)
とっくに終わってていい頃なんに
イ可 古攵(なに、ゆえ)に、
あ、ん、た、途中でサボってんの?
捨てちゃうかんね、
あんまふざけてっと!
「ちょっと!待ったあーーーーっ!?」
「あたしのせいじゃない!」
「断じてクリ子のせいじゃない!(怒)))」
「どんなに毎日、あたしが頑張ってるか知らない癖に、勝手なこと言わんといてぇ~、」
「パパさんの加齢臭の汁だく大盛りも、」
「あんたがいつも あたしに預ける時 ピンセットで抓みたいってブツブツ言ってる 小汚い水虫になりそうな発酵したアレも、」
「誰が処理してやってると思ってんのよ!?」
「いちゃもん付ける前に、ちっとは考えてみたらどうなのよおーっ(怒”)」
まあまあ、バツが悪いのは分かるけどさあ、冷静になってよ、
あんた興奮し過ぎると故郷の関西弁とヤンキー弁がごちゃ混ぜになってガラが悪くておっかないから落ち着いて!
それに、サボってたんは今回が初めてじゃないんだから、
何回もアンタがサボってたんは知っていたけど証拠がないから我慢してたんだからね、
「(グッ)サ、ボってたわけじゃ…」
でも、今回は現行犯じゃん?
今だって、実際に!止まってんじゃん。
疑われたってしょうがないじゃん(笑)
「そやかてアタシだって、なんでこうなるかわからへんやもん。」
「こうなる前は いつも頭が「ズキッ」と痛くなって、目の前が真っ白になって…記憶がすっ飛ぶんやもん。」
「今だって、さっきまで順調だったんよ?」
「最近は、あんたが入れてくれる魔法の水もよくなって、」
「あんたがテキトーにしたってちゃんとなるから安心してたんよ?」
「明日から、また台風が来るって言うじゃない……。」
「もおたくさんやのに、神さまって意地悪やなあって、」
「これ以上被害がないといいなあ~って」
「普通の暮らしが一番幸せなんやってシミジミ思いながら」
「あゝ、今日もいい天気でアタシ日和やなあって、」
「アッ、あんなあ、アタシ最近気づいたんやけど、パパさんの加齢臭もなれるとちょっと、イイ匂いかもしれないって思うんやけど、」
エッ!?、マジ?クリ子 マジで言ってんの?
パパの加齢臭がイイ匂いって、鼻 異常やわ~
クリ子、、、ひょっとしてフェチ?臭いにおいフェチなん!?
「職業病いうんかな?」
「毎日嗅いでたら、慣れたんやと思う(笑)」
「気にならんもんwww」
頭下がるわぁ
「とにかく、今朝も気分がよくてグルグル踊ってたんよぉ~」
「したら、突然 いつもの発作が起きて、頭を木刀で叩かれたみたいな衝撃で『ガツン!』『ガコンッ!』って、」
「痛かったあああ~」
(グスン………。)
あんた病気なん?
大丈夫?
なんで早く言わんの、
駄目やないの
お医者さん行かんと…
「そやかて具合が悪いなんて言うたら、きょうび私らは、簡単に捨てられてしまうやん、」
「そやから、、そやから、言えんかった…(涙)」
そんなこと、
あらへんとはハッキリ言ってはやれんけど。
ともかく、頭の痛くなる原因は見てもらお、なっ?
「ん、あんたやさしいなあ~」
いやいや、あたりまえやん家族やない。
「ありがとー(涙)」
ということで、次の日
お医者さんが来てくれて
全身くまなく診てもらったクリ子でしたが
どこも悪いとこが見つからず、
今度は、仮病疑惑が持ち上がって、
ますます、二人の関係がこじれていった訳で、
どこも悪いないってさあ~
(医者代、損したわ。)
「あっ、あっ、その目、仮病やと思ってるやろ?」
最初から仮病やと思ってたらお医者さんなんか呼ばんわ、
心配して損したわあ
「あっ、あっ、あっ、疑ってる////ワザとやと思ってるううう」
ワザとじゃなかったらなんなん!?
「そんじゃ、あたしの働きぶりをジックリ見てもらおうじゃないの!?」
「そんで、白黒つけようじゃないの!」
「濡れ衣着せられたまんま成仏させられたら堪ったもんじゃないでな、」
「家族なんてうまいこと言ってたって、直ぐコロッと気持ちが変わって」
「ほんま、だっから人間は信用できねぇんだ!(((怒)))」
フッ、(笑)
(鼻で笑う)
「んで、あんたがそれでもアタシに非があると思ったら、そん時は潔く身を退こうじゃないの。」
「でも…もし、」
「もしも、、、ワタシのせいじゃなかったらっ?」
「どうしてくれるん?」
「ねえ、どうするん!?」
どうしてくれるかって?
もし、もしも、アンタにほんとに非がなかったら
アンタの好きにしてあげるよ?
土下座でもなんでも言うこと聞いたげる。
「やったあ~、約束だかんね。」
指切りげんまんしよか?
あ、悪いあんた指なかったわ(笑)
「もおおおおお!」
「署名して、アタシの生年月日の横に、約束の判子押して」
はいはい、(ペタン)
と、いう事で
クリ子の言い分も聞いて、
普段の働きぶりを見て見ることにあいなりましたっ。
始めていいわよ?
「なんか照れちゃうわね、そうジーッと見つめられてると(照))」
「では、失礼して始めるわね。」
「あっ、そう言えば魔法の水 変えたでしょう?」
「ん、わかった?」
「モチ、わかったわよ~、最近の魔法の水の匂いってきつくなあい?」
「あんただけならいいけどあの匂いをさせたパパさんって、どんだけ~?って、ずっと思ってたんだもの(笑)」
ん、あたしもそう思ってた、、、
汗と加齢臭と魔法の水の匂いmixって、
ひょっとしたら周りの人にはスゴイ迷惑な公害かもしれないって、
エレベーターなんか一緒に乗ったら窒息死するかもって、
「そうそう、あれは酷いにおいだと思ってた。パパさんは気づかなかったみたいだけど、」
「あの水加齢臭が取れるのねえ~すごいわ~」
(笑)
あんたプロねぇ~
エライわぁ
立って見てるのも疲れるから、ちょっと椅子 持ってくるね。
「ん、今日は大丈夫そうだけどね。」
直ぐ来るね。
『にゃ~ん、』
ムー、来たん?
「ナァ~♪」
すれ違いざまに横目で私と[あいさつ]を交わし
慣れた足取りで洗面所へ入ってゆく猫。
洗面所の窓辺にやってくるスズメを眺めながら
うとうとするのが最近のお気に入りらしい。
スズメの方も猫が見ているのに慌てる様子もなく
凄いときには桃の樹が重さでしなるほど集っている。
ガラス一枚の隔たりが守るセーフティー。
猫もスズメもその距離を楽しんでいるのだろう。
突然、
ムーが飛んだ!
[ドン!、ボチッ。」
軽やかに、着地
(さすが猫、)
「『ガツン!』『ガコンッ!』イテ…痛ぁ~い、」
(感心してる場合じゃない、クリ子が止まった。)
軽やかに着地した場所は、嗚呼~!?
クリ子の上だった。
ごめ~ん、、、
(万事休す、、、)
(お前の仕業かよ~)
「ほら、見た!?見た?」
うん、見た。
「ほら、言ったじゃないアタシのせいじゃなかったでしょ?」
ん~、ごめん。
「ほらねえ、あゝ、痛かったっ!」
(なでなで、)
(ごめん、ごめん)
ペナルティーだね。
なにしてもらいたい?
何でも言って、
「んとねぇ~、洗濯物 入れる時、白いのと色物を分けてくんない?」
「あんたテキトーなんだもん。」
「こないだなんか真っ赤かなTシャツとパパさんの下着の白いシャツ一緒に入れたから下着がピンク色になっちゃって(笑)」
「パパさん暑くても恥ずかしくて脱げなかったって、お風呂でブツブツ文句言ってたわよ?(笑)」
(笑)わかった!やるやる。
クリ子、アンタ クリーニングのプロフェッショナルやわ~
ほんま、ごめん!
「解れば、よろしい。」
「家族だもんね(笑)」