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灯火
「はぁ、お前はそう言うが
この人生···(いや、もう人ではないがな)
まぁ、もう生きすぎたのだ」
「その命の灯火を、今にもなくそうとする人も
沢山いるっていうのに···
でも、それは貴方という人を否定することになるわね」
カランと氷がグラスで音をたてた
プライベートでやっているお店の為
いつも貸しきりのようなものだ
ちなみに今日も他のお客いない
「あっ、そうそう
最近近くで何でも屋が出来たって噂よ
不可思議な事を専門に扱ってるみたい
もしかしたら、貴方の望む方法もあるかもしれないわね」
「何でも屋か···」




