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死にたがり  作者: ゆう
12/12

嬉しい誤算

「あ や」


ベットに駆け寄り抱きしめる


「お兄ちゃん、ありがとう」


「起きていて大丈夫なのか?

 痛いとこは?体は大丈夫なのか?」


背中にまわされた手


「痛みもないし、だるくもないよ

 大丈夫なのかなぁ?わかんない

 でも、お兄ちゃんがネックレスつけてくれた事は覚えてる

 あー、お兄ちゃんが泣いてるなって思って

 泣かないでって言いたかったけど言えなくて

 首にネックレスつけてくれて

 ありがとうって言いたくても言えなくて

 段々意識がなくなって、気がついたら 

 お医者さんと看護師さんが私を見て難しい顔してて

 どうしたのかなぁ?って見てたら

 「痛みはどうかな?」とかいろいろ聞かれて

 「ないよ」って答えたら、ほっとした顔で

 「お兄さん呼んだから、ちょっと待っててね」

 って、そしたらすぐに、お兄ちゃんが来たの」 

「よかった‼️

 本当によかった!!」



看護師さんが

「病院なので静かにお願いしますね」

と声をかけられるまで、泣き続けた

「あと、先生からお話しがありますので、

明日の午前中に来院をお願いいたします」


「はい、わかりました」


いつの間にか、かなり時間が過ぎている

泣き張らし、鼻水も出てぐちょぐちょ

はたから見たら俺の顔は大惨事だろう






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