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死にたがり  作者: ゆう
10/12

病院にて


もう、綾は···



涙で目がぼやける

震える手で、綾の首もとに

あの、偽物か分からない

ネックレスをかけた


そのまま、自宅に帰った俺は

自分のしてしまった事に

後悔した

俺が綾を···

たった一人の俺の妹を



いつの間にか眠っていた

携帯の呼び出し音が鳴る

この音楽は、病院!

急いで携帯に出る

あの、看護師さんだった



「あぁ...

そっそうですか

わかりました、これから伺います」


涙が止めどなく溢れ落ち

震える手から滑り落ちる携帯

膝に力が入らず床に膝をついた





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