きゅうりの話

作者：平石

きゅうりが居た

きゅうりは歩いた

一歩、二歩、三歩、

きゅうりは倒れた

力尽きたのだ

きゅうりは思う

「あと30分歩きたかった

でもきゅうりはしばらく休んでいたらまた歩けるようになった

きゅうりは歩いた

一歩、二歩、三歩、

きゅうりは倒れた

きゅうりは思う

「あと10歩歩きたかった

その願いは叶うかもしれない

きゅうりは立ち上がった

きゅうりは歩く

一歩、二歩、三歩、、、、

八歩、九歩、十歩、

ぱたり、

きゅうりは倒れた

きゅうりは満足した

「もっと歩きたい

きゅうりは思う

きゅうりはどれだけ歩いたら満足するのか

「あと30分歩きたい

きゅうりは計30分歩くつもりだ

歩けたらいいね

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