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インチキ傾向

作者: りの。

焦っている。

今僕はとてつもなく焦っている。

お風呂に入ったばかりだと言うのに、シャツは汗でびっしょりだ。

どうして焦っているか聞きたい人なんて誰もいないだろう。

だけど僕が焦っている理由を聞いて共感してくれる人はいるだろう。

なぜなら人は多いし自分はなにか突出した人間ではないからね。

じゃあ話すとしようか。

そうだね。端的に言うと、焦りであり、苦痛であり、恐怖である。

なにに対してか。それは多くの物に共通するものではあるけれど、今回はその中の一つである小説について話そうか。

小説を書く。他の小説を見る。自分のいままで書いた小説を見る。

大きく分けると、「小説」にはこの三つのアクションに分けられるわけだけど、僕が「小説」というジャンルにログインしたばかりのときは、いわゆる普通なんだが、だんだん、自分が小説を書いていくうちに、そして他人の小説を見。そして自分のいままで書いた小説を見る度に、どうしてあの人はそういう言葉が使えるんだろうとか、どうして自分は以前こんなことがかけたんだろうとか、自分はどういった気持ち、姿勢で小説を書いていたんだろうとかを考え出して、止まらなくなる。

単にこうすればいいだけなのにね。

そこにいちいち、いろんな考えをねじこませていくから汗が噴き出してくるような結果に至っちゃうんだよ。

わかる?

自分でもわからない。わからないからかくんだけどね。とにかく、こういった現象に、すぐ、そして気付かずに踏み込んでしまうから恐いもんなんだ。

全く。

一体自分はなにを見ていたんだろう…。夢のようだ。

そんなせりふをサハラ砂漠のど真ん中涼しい真夜中まんまるで白い月が天中よりすこしかげったところにある中思う。


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