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藤につかまり下がるはなし  作者: ぽすしち
― 柴(しば)ひろい ―
9/26

集めた『柴(しば)』を持ち 家へ



「その『しば』で、間違いないか?」

「はい。 たしかに」



 それから後も、わかる限りの目印があるところへとまわってもらい、かなりの数の『柴』を集められた。



「おぼうさま、もう、これでじゅうぶんで・・・・」


 この坊さんは、こちらがとめないかぎり、ずっとさがしまわるだろうと思われた。



「そうか」

 にっこりと、首をまわした坊さんが、それでは家にゆくか、と集めた『しば』を布につつみ、首からさげて歩き出す。



 ざり ざり ざり


 坊さんの足取りはしっかりとして、つもった枯葉や枝をふみ、しっかりと山をのぼる。




 家は、もうすぐみえてくるだろう。




 そうして、その中には、



     ――  死んだおカツが待っている。











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