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藤につかまり下がるはなし  作者: ぽすしち
― 柴(しば)ひろい ―
8/26

坊主がひろう


「わしが、その『しば』を拾おう」


「・・・いやあ・・・でも・・・」


「指図してくれれば、そこへゆく。気にするな」


 坊さんのひろい背中は心地よく、それではおねがいもうしあげます、と頭をさげて、「まずはあちらへ」と、前から目をつけていたところへとむかってもらう。




 目印にしておいた細い松の木までくると、坊さんはおどろいたことに、手にした杖のさきで土へと何かほって、とん、と地面を突いた。



  「 おお 」



 なんとそれだけで、目当てのものが勝手に浮かんで坊主のてもとにきた。



「これはすごい。 お坊様、どちらで修行なさった?」


「うむ。宗派はない。わしは偽の坊主でな」


 わらった坊さんは、手にしたものを、こちらへ渡した。




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