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藤につかまり下がるはなし  作者: ぽすしち
 ― シデムシ ―
18/26

死ねず

また、暴言や骨がでる場面です。ごちゅういを



 あがいてくうをかいた両手で何かをつかみたかったが、なにもなく、からだはきれいに前へと倒れた。



「 ・・・あとは、あの岩に落ちて終わりかとあきらめたのですが、そんなふうに死ねなかったのは、やはり、人をあやめたからでしょうか・・・ 」




 あまりの痛さにだしたすさまじい悲鳴のせいか、しばらくすると、足音がして、こちらをみおろす男の顔がつきだされた。ずっと上の方からこちらをみおろすその男は、ざまあみろ、と怒鳴るようにはきだして、わらいをうかべた。




 てめえがおカツをそそのかして、こんなところまでつれてきやがったんだな?そのうえ、おれにみつけられたんで、あわてて殺しやがったな!




 それはすこし違うと言いたかったが、くちはうごかなかった。


 

 見下ろしている男はそれをみてわらいごえをあげ、どうした痛いか、と足元からひろった枯葉や枝をなげてきた。




 痛そうだなあ ああ、その枝にひっかかるまえに、とびでた岩にぶつかったのか それから松にあたって そんでそこにささったんだな? 腕がおかしなほうへまがってるし、足もなんだか膝じゃねえところが曲がってるなあ ああそりゃ骨がでてるのか





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