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藤につかまり下がるはなし  作者: ぽすしち
 ― 家 ―
11/26

もう いない

ここで半分です。みじかいはなしです。。。


「では、ゆこう」


 坊さんが家に足をむける。



 ざ ざ  ぱきり  


 枝をふんだのか、なにかが折れる音がした。



 家が近づくにしたがい、その音がどうしてか、耳の奥から湧き出るようにして、頭のなかに響く。



  ぱきり  ぱき  


     ぱき  ぱき   ばきり 



 折れる音はひどくなり、また、こころが ざわざわ する。





「あけるぞ」

 家の戸に手をかけた坊さんが言って、両手であける。



 ずずぎぎ と、音をたてて開けた家の中に ――― 。




「    いない・・・・」



    家の中に、殺した女はいなかった。








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