彩り端役(リディア家)
リディア家
リディアを祖とする家系。魔女を狩ることで国力をアップさせてきた。
○アーシュレイ
リディアスの英雄とされる賢王。まだ彼が幼い頃はリディアスという国の力は弱く、女の子の名前をつけられて育てられる。その頃にトーラが現われており、彼が銀の剣でその魔女を討ったことによりリディアスは急激に力をつけ始める。ラルーが教育係だったということで、おそらく彼女に選ばれた銀の剣の勇者だっただろうと思われる。(この時の魔女は彼が慕う研究所長官 ラルーもよく知る人物)
ややこしいのですが、トーラを持った順番は長官→(魔女の代償に出てきた魔女)→フー→ワカバとなり、
時系列というかトーラを持った『時』が古い順番はワカバ→(魔女の代償に出てきた魔女)→長官→フーとなる。
○アナケラス
アーシュレイの息子。魔女狩り推進派であり、アーシュレイの作った地盤をさらに強固にした。さらに盤石なものにしようとするが、ワカバの関わる魔女狩りを最後に失敗の魔女狩りとされるようになる。
○グラディール
体が弱いため次の王になるのは難しいとされていたが、兄であるアイルゴットの気持ちが弱いものと天秤にかけられ、彼が先に王位に就く。彼の時代は2年ほど。
「少女が世界を手にするまで」第2章では病弱ではなくワカバを狩るために動く重要な位置にいる。
○アイルゴット
もともと心根が優しいため、魔女狩りには反対している。アーシュレイ曰く、自分によく似ているため、よく道に迷う性格らしい。側近に恵まれれば賢王になれる。「少女が世界を手に入れるまで」第2章においてアイルと語る商売上手が実は彼。
《作者のひとりごと》
こう思うとワカバの創った世界の方がワカバという者がいないだけで、全て上手くいきそうなんですよね……叶いませんでしたけど。イルイダだって駒の一つとして生き返らせようとしてましたし。
あの時ルオディックがお腹を刺さず、リディアスに加担さえしてれば、ルフィーユはルオディックの復活を望みに行かなかったでしょうし、姉の復活だって望まれたでしょうに……。そこにイルイダを復活させたでしょうに。
ここでの勝負はワカバを護りたかったラルーの勝ち。すべてはラルーに頼まれたリリアがにょきっとさせたあの木の根のせい。……リリアを急に出すとややこしいから、リリアのせいとは書いていませんが……。