彩り端役(リディアスの人々)
彩り端役
リディアスの人々
○ガーシュ
「少女が世界を手にするまで」より
キラを拾った張本人。今にも死にそうな表情をしてリディアス側にあるマナ河岸に蹲っていたキラを拾い、便利屋として育てる。その際シガラスにも協力してもらう。キラがジャックになると言いだした時にジャックの心得を叩き込むが、内心反対していた。(この辺り「キラがキラになった日」に書いていました)
ゴルザムのイーグル通りで酒場を経営する元クイーン。
○マーサ
「少女が世界を手にするまで」より
ジャックとして不動の地位を築くほどの腕利きジャックだったが、ガーシュが仕事として流した魔女狩りで便利屋をしていた親友を失ったことで一線を退く。理由はガーシュを殺すため……だったのだけれど、すでに八つ当たりだということに気付いているため、恨む相手として認識することで自身の矛を収めている状態。
親友を殺しただろうワカバを前にしてもワカバにとっての正当防衛だったと認識もしている。
ワカバのことは本当に娘のように思って過ごしていた。(大切なものをなくしたもの同士という意味合いもある)
キラがジャックになるという時に真っ先に反対する。
○ランネル(キング)
「リディアス国立研究所」「少女が世界を手にするまで」より
リディアス国立研究所の元長官。魔女狩り推進派ではあるが、強硬派ではなく利用派。
ただ、トーラという力に魅入られてしまっている部分があるため、その力を手に入れたいと深く望むようになる。
その結果ワカバに対して様々な限界実験を行い、ワカバの中にあるトーラを解明しようとしたり、取り出そうと躍起になったりしていた。最終研究所では邪魔者もいるため当時のキングを丸め込み(騙して殺害)、キング邸でワカバを監禁するようになる。
○マリア
「リディアス国立研究所」「少女が世界を手にするまで」より
ランネルのことが好きな女性。尊敬とも言える。優秀な秘書官でラルーにもランドにもついているが(失職はしていない)、ランネルのために研究所内のことを密告する内通者でもある。
作者よりひとこと。「最初はもっといい子だったんだよね……作者の都合で結構悪女にしてしまいました」
○ダイス
「少女が世界を手にするまで」より
シガラス曰く役に立たないジャックのハシリ。シガラス的にはジャックとも呼びたくない。……が、最終キングにまで成り上がる努力家??
温泉街のシラクにてキラに秒殺されてしまったシガラスが雇ったジャック。よく「本当にこのままでいいのね」とワカバが訊きますが、この言葉が実際にキラにかけられた時の物語の重要人物になります。
○ドンク
「少女が世界を手にするまで」「魔女の代償」より
フーを討った勇者として英雄扱いされていたが、今は魔女を弔うという変人という認識。親友を討ったということをずっと後悔しているが、あの時はそれしか選択肢がなかった。ちなみに、ドンクは知らないがフーはドンクが討ってくれたことを感謝している。伝えてあげたいなぁ……。きっと伝えても否定しそうだけれど。
○アブデュル
「少女が世界を手にするまで」より
本当は主要メンバーなのだけれど、しかも物語の鍵たる一人なのだけれど、重要視されない位置にいるような気がするキャラクター。お嬢様と慕うシャナの事が大好きだけれど、自信過小気味な子。シャナにやり込められることが多く、すぐに腹痛を起こす。優柔不断なくせに、思い詰めたら何をするか分からない問題児でもある。
○先輩衛兵(主任)
「少女が世界を手にするまで」より
本編の最初と最後に出てくるリディアス城壁の衛兵隊長。家族思いな一面もあり、真面目。部下だった傭兵のことも気にかけている親分肌でもある。パルシラの先輩でもある。