重要脇役
重要脇役
○ラルー(ルタ・グラウェオレンス・コラクーウン)
「少女が世界を手にするまで」「リディアス国立研究所」より
トーラの娘であり、トーラの看視者。さらにトーラを討つことの出来る唯一の武器、銀の剣の守護者。リディアス国立研究所での長官も務め、ランドの上司にもなる。とにかくややこしい設定を持つ魔女。
自分の気持ちを呑み込むタイプで実は誰よりも愛されたいと願う(無自覚)美人さん。
いくら望んでもトーラを持てないということから、トーラなしではどこにも存在しなかったはずのワカバに嫉妬する。そこから物語が動いている。世界の破滅を望み、ワカバに感情を植え付け、全てを呪うように計画するのだが、自分自身が何に嫉妬したのかということに気付き、過ちを後悔するようになる。
最終、ワカバのよき理解者。
Ephemeral note「少女が世界を手にするまで」において過去を歪ませた張本人。しかし、本来のトーラではないため期間限定の過去しか生み出せない。大きさでは全く及ばないが、ワカバよりも綿密に細かくトーラを編むことが出来るため、不器用なワカバの編むトーラくらいならその過去を破る技術を持っている。
紫の髪(黒髪) エメラルドの瞳(漆黒の瞳)数えるのも面倒な年齢 女性
○シガラス
「少女が世界を手にするまで」より
過去に参加した魔女狩りでの出来事に恐れをなしたことをきっかけに、魔女嫌いとなる(恐怖の対象として)。キラの仕事をほぼ担当している。クイーンと呼ばれるジャックで情報屋。キラのことをいけ好かない奴と思っている割には気に掛けているし、その実力を買っている。キラがわがままを言える唯一の大人かもしれない。
角刈り黒髪。つぶらな瞳 男性
○シャナ
「少女が世界を手にするまで」より
魔力を民間で研究している父を持ち、その魔力を缶詰にするという工場を設立させる。そこの社長令嬢。
魔力を研究するという点で国に睨まれ、倒産させられる。借金も背負うこととなったため、工場長の息子アブデュルとともに報奨金目当てでワカバを追うが、その報奨金や力とワカバの雰囲気のアンバランスさに興味を持ち、キラと同じくワカバと行動を共にすることとなる。姉御肌で、プライド高め。魔女を追いかけている際、オリーブでラルーに出会い、ワカバの詳しい容姿を聞いている。
→後悔していたラルーにとっての保険として用意されていた銀の剣所持者候補だったが、結局シャナもワカバを刺すことは出来ないようになるのでワカバの勝ち。(ワカバは無意識)
赤い癖毛のおかっぱ。赤い瞳。一応20歳設定。女性
○ガント
「リディアス国立研究所」より
ランドの同僚であり、親友。ランドとともに働きながら、迷い苦しみ、折れてしまう。ランドとの比較対象として物語に登場する。
優しい性格で、ノーと言えないタイプ。ランドはそんなガントを癒しとして見ているが、ガントからすれば、ランドがマイペースで自分を曲げないというところに焦りに似た何かを感じている。
○空木春陽
「夢を見る世界」より
いろ葉を孤立させるきっかけの同級生。この世界を疎ましく思っている思春期男子。承認欲求が強く、認められたいという思いで勉強を頑張ってきたが、進学校に進み、自分が特別優れているわけではないということに気付き、様々なことにやる気を失ってしまったがために紫煙にまとわりつかれている。
黒髪 黒目 17歳(夏時点) 男性