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Ephemeral概要

Ephemeral の概要

(呼び込みあらすじではなく、本来のあらすじを書いています)


まず「Ephemeral note」は儚い記憶という意味でタイトルをつけています。護りたい記憶、消し去りたい記憶、過去、現在、未来と繋がっていく時間。そこに介入していく魔女「トーラ」 そして、トーラに関わる人たちがどのようにトーラと付き合うのかの話とトーラを持つ魔女の話。常に『正しさ』が変わってしまう世界。



☆「リディアス国立研究所」


リディアス国立研究所で働くランドは当時副長官だったラルーに言いつけられて、ワカバの監視役をすることとなる。ランド自身が妹を魔女狩りでなくしているため、魔女=人間という仮説をたてており、ワカバを人間として存在させたいと思いながら関わっていく。

しかし、ワカバと関われば関わるほど、人間とは異質であるということに気付かざるを得ず、ワカバの自由を望みながら、ワカバを自由にすることは出来ないという思いに板挟みにされることとなるランド。

そんなある日、同僚のガントがワカバを逃がしてしまう。

総力をかけてワカバを探すが、ワカバがいた場所はリディアス城誇る鉄壁のブロック塀の真下だった。

全てが魔女のせいにされた逃走劇だったが、実はこれは茶番に過ぎず、今度はラルーがワカバを連れて逃走してしまう。そして、物語は「少女が世界を手にするまで」へと繋がる。

ランドはその後、研究所長官を引き継ぐことになる。

https://ncode.syosetu.com/n3000dd/



☆「少女が世界を手にするまで」


Ephemeral note の序章的なお話なのに、かなりメインなお話。

◎第一章:ルオディックという名を捨て、リディアスでジャックという便利屋をしているキラが、悪の頂点とされるキングの元で、世界を滅ぼすとされる魔女ワカバに出会い、ワカバが住んでいた森であるときわの森まで連れて行くまでの話。ワカバが記憶を取り戻すまでにかかった時間とこの世界においての「魔女について」を書いている章であり、それぞれの隠された過去が明らかになっていく章。


◎第二章:ルオディックとイルイダという存在がいる世界は本来ならどこにも存在することが出来ない歪んだ世界だった。『ワカバ』が生まれ出たがために過去は望まれ、「キラ」と「ワカバ」そして、「ルオディック」と「イルイダ」が存在するようになるのだが、本来ならば、ワカバが世界に生まれ出た時にイルイダとキラ(ルオディック)は同時に存在することのない存在であった。ルオディックとしてのキラの望みは「イルイダを護ること」

しかし、過去を変えるトーラであるワカバ自身がその願いを叶えた覚えがない。限定的なトーラを紡いだのはトーラの娘であるラルーなのだ。

時が来れば、解けてしまう儚い世界に生きる者の願いを叶えるために、本来のトーラであるワカバが過去を準え、『今』を確定するための章。

https://ncode.syosetu.com/n7665da/


☆「夢を見る世界」

鈴木いろ葉と空木春陽が出てくるお話。

空木春陽がきっかけで不登校になりかけの鈴木いろ葉がワカバと出会い、葛藤の末自分が進むべき道を見つける物語。ワカバが自分の世界の歪みを感じ、見つけた世界がいろ葉の世界だった。

いろ葉の世界はワカバの世界と寄り添うようにして、互いに存在することができていた。それなのに、いろ葉の世界がワカバの世界を蝕み始めたのだ。ワカバはこの世界のトーラであるいろ葉に近づき、様々な人々と関わるうちにその異常さに気づく。その世界に存在するものがいろ葉の存在を脅かそうとするのだ。

世界を紡ぐために必要なトーラに世界の滅びを望む世界。それがどうしてなのかを知ったワカバは、星読みの間に立ち、もう一度世界を紡ぎ直すのだった。

https://ncode.syosetu.com/n9564hd/


ちなみに、ここで繰り返された過去の塗り替えは記憶として残っているため、いろ葉がワカバに出会い、そのいろ葉が過去に戻るを繰り返します。

過去~今A(いろ葉)→過去に戻る起点(いろ葉とワカバの出会い)→過去改変→ワカバに出会わなかった未来A’(いろ葉の分岐点)の繰り返しになるので、Aのいろ葉はワカバに会い続け、A’のいろ葉になります。

※分かりやすい説明があればまた書き直します。




☆「魔女の代償」

スピンオフ的なお話。

『少女が世界を手にするまで』に登場した魔女フーのお話。バッドエンドとなる。

自分のせいで目の見えなくなった姉がいるフーは姉の目を治すことが願いだった。しかし、姉の目が見えるようになれば、自身が魔女となってしまったことを姉に知られてしまう。そんな恐怖とともに生きた魔女の話。

https://ncode.syosetu.com/n0209gi/



☆「あの薔薇が咲き乱れる頃には」

 『夢を見る世界』の第2エピローグのその後の話となり、トーラの看視者としての役目を解かれたラルーが、ルタとなりルディにプロポーズされるところから話は始まります。

 ワインスレーという地域にはたくさんの都市国家がある。その中の一つであるディアトーラは、ときわの森にすむ魔女を畏れ、その畏怖を隣国にある大国リディアスに盾として使っていた。しかし、時代は大きく変わろうとしていた。

 リディアスでは王位交代がなされ、新時代の幕開けとして、海へ出ることを掲げる。

 そして、ディアトーラではその畏れられていた魔女がディアトーラに輿入れという。

 その魔女、ラルーは役目を終えて、ルタと呼ばれるようになるのだが、魔女だったルタは『恋』が分からず、『大切にされる』という感覚も分からない。ディアトーラ領主跡目ルディの求婚を受けてディアトーラ領主(元首)夫人として過ごすようになり、戸惑いの中、様々な人間の感情に触れて、気づき、自分の中にある違和感と折り合いを付けながら日々を生きていた。


 そして、政敵であり、大国であるリディアスが主催した春分祭に招待されることになり、魔女としてのルタではなく、領主夫人としてのルタとして認められようと努力するのだが、その中で毒殺未遂に巻き込まれてしまう。


 「大好き」なだけではいけないルディと、「分からない」ままではいけないルタが、その首謀者を追詰めていく。互いに成長を促しあい、支えてくれる存在(家族)の大切さに気付き、家族を深めていく中で、家族に降りかかる問題と向き合いながら、ルタは人間としての人生を幸せだと感じるようになる。

https://ncode.syosetu.com/n6415hl/

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