魔法とは何か
怪文書です。閲覧注意。
ファンタジー小説で出てくる魔法とは一体何なのでしょうか。
物語に出てくる便利な舞台装置、あるいは浪漫。そういう風に考えている人がほとんどだと思いますし、そう言った考えの方がはるかに健全です。
しかし、頭がこじれた筆者はそこに理論やリアリティを求めたくなってしまったのです。今から展開する話は意味不明に見えるかもしれませんが、一度読んでみるのも悪くないですよ?
前提として、筆者は科学的な立場に立ちます。人が見ている、感じている主観的な世界と、実際の物質世界は大きく異なる、という意識を持っています。
まずは、魔法というものを私たちがどういうものだと認識しているのかについて。
一口に魔法とは言いますが、魔法は作品によって千差万別です。魔術などと呼ばれる場合もあります。それでも多くの作品に共通しているのは、「魔法とは現実にはあり得ないような現象を引きおこす不思議な力」という認識でしょう。また、多くの作品で魔法は人間、もしくはエルフなどの亜人が使います。ドラゴンなどが使う場合もありますが、いずれにしろ生物が使うことに変わりありません。とりあえずは、魔法とはそういうものだとしておきましょう。
さて、一旦物語世界に目を向けましょう。私は物語世界を一つの「実際にあるかもしれない世界」と考えます。ギャグとかコメディの場合は別ですけど、シリアスな作品だと実際にあるかもしれないものだと仮定します。
ならば、魔法というものは超自然的な力であることはあり得ず、理解しうるものであるはずです。たとえ作中の登場人物、社会が理解していなくとも、背景には何らかの理があるはずです。
魔法には理論がある。科学的に説明できる。
しかし、どうやって?
魔法は現実には存在しません。現実に存在しないものを科学的に説明するとはどういうことなのでしょうか? そもそも、現実にはない魔法があるのですから、その物語世界の物理法則は現実世界と完璧に一致するわけではありません。
つまり、魔法を科学的に説明すると言ったとき、現実ではなく物語世界内の「科学」で説明されるのです。
しかし、現実と全く異なる物理法則を考えること、これは生産的ではないというか、人間にはできません。人がいて、動植物がいて、大地があって、海があって、星がある。それだけ私たちの世界に近いのに、背景には全く異なる物理法則が働いている。これは考えづらいです。それで何か有用な設定を考えつけるとは思えません。
落としどころを考えると、基本的には私たちの世界と同じ物理法則だが少しだけ違う、とするのがいいのではないでしょうか。例えば魔法を起こすための粒子があるとか。
これで、魔法という超常現象が科学的に説明できるものになりました。
今回はきわめて抽象的な話でしたが、好評であればもっと具体的な話も書くかもしれません。いろいろ思うところがあると思いますので、感想欄でぜひ筆者に意見をぶつけてください。ただし、今回の話は筆者の個人的なこだわり以上のものはないので、そこは勘違いなさらず。誰かに少しでも役に立てば、面白いと思ってもらえればいいなと思います。
このエッセイの内容を意識した筆者の小説、「魔術学校の異端児 ~俺にしか使えない<質量操作>を使って成り上がる~」をよろしくお願いします!(唐突なダイマ)




