『リトル・ガーデン』
『リトル・ガーデン』 作詞 s.h.n
君だけが見ていた
ほんの些細な一言で
穏やかな日々の輪郭が 崩れてゆくのを
そして僕だけが 共感できたのかと
だとしても
世界に二つほどの悲しみが
いったい何を奏すというのだろう
小さな身体が病めるとき
僕はただ 強い光で照らそうとはしないだろう
そっと灯りを消して
君の手を強く握るだろう
初めから君と並べるような 形であったわけじゃない
全てこうなるように 君が手を引いて行ったんだ
どんな暗闇の世界でも
僕らは隠れ家で
避けようのない嵐から
互いをかばうように
そう在ろう
君の心が病めるとき
僕はただ 立ち上がらせようとはしないだろう
そっと手に触れて 「ここにいるから」と
その頬に触れて 「このままでいいから」と
「今日はもう少し、僕もいるから」と
そう告げよう
今見返すと、この歌詞は高校3年の時に書いたようです(^^;
中学で体調を崩して、体力がなかなか元に戻らず
通信制の高校に通っていたのですが
当時は、弱っている人や悩んでいる人に
寄り添えるような詩を書きたかったのかな、と思います。
ずっと頭に残っていた一曲で、
近々クラシカルポップス風に編曲して披露できればなと思います。