9/17
空
最初に空を飛びたいと思ったのは、
雲にさわってみたかったから
空に浮かぶ月を取りに行きたかったから
そんな理由だったのを覚えている。
もし 空が飛べたら
どこまでも上がっていけるのかな
どこまでも行けるのかな
そうであってほしいんだ ずっと空に憧れてきたから
天国っていうのは空の上にあって
そこには神様がいて・・・
この年になると、それは違うと誰もが言うけれど
空をずっとみてると あまりに大きいから
やっぱり どっかにそんな世界があるんじゃねーかな
なんて 思っちゃう馬鹿がここに一人いたりするんだ
だから 俺の描くファンタジーは幻想じゃなくて
空に対する信頼みたいなもんなのかな
子供の頃走り回った 原っぱには終わりがあるって知ったけど
空は 俺にとってはまだ空だから
今までずっと 自由の象徴だから
きっとこれからいつまでも 空が好きなんだと思う