いつかかえるところ
いつかかえるところ
傷ついても 頑張って
転んでも 起き上がって
前だけを向いて 走って
とてもとても 強くて
または
弱いのに強がって
でも
どうしようもないくらい もう立てないって
そんな時が 来ることもある
もう歩けないくらいボロボロになった時
一人では立っていられなくなった時
人はどこかに 帰りたくなるものだ
それは人それぞれ違う
一人の人間かもしれない
一冊の書籍かもしれない
一曲の音楽かもしれない
一角の場所かもしれない
普段は忘れてしまっているかもしれないけれど
みんなきっと
持っているだろう
いつかかえるところ
辛い時 苦しい時 嬉しい時
かえりたくなるところ
そこに戻れば いつだって またスタートができる気がする
ぼろぼろになった足も治って
最初に駆けだした時のように 真っ白な気持ちで
さあ 行こう って思える気がする
いつかかえるところ
それが 形あるもので
もし 自分よりも先になくなってしまっても
それは 形をかえて きっと待っていてくれる
それが 人でも本でも曲でも場所でも その他の何かでも
それは きっと いつまでも