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ラスカル迷宮

感想くれた方、ブックマークしてくれた方、読んでいただいている方、ありがとうございます!

一通り魔法の練習&試し撃ちをした後、俺とセシルは、迷宮に向かった。たまに魔物が出てくるだけで、トラブルもなく、ラスカル迷宮に着いた。


「ここがラスカル迷宮か〜」


丘みたいなのがあり、その下に穴が空いていた。


「このあたりでは、かなり大きな迷宮で、まだ誰も攻略出来ていないんですよ。なんでも、下の方に行くにつれて、魔物が強力になり、大群で来るらしいです」


ラスカル迷宮は、未だに深さが分かっていなく、今までの最高到達層は、とある女性の43層が最高だそうだ。


「そうなのか……エルダートレントって何層にいるんだ?」


「確か、10層のあたりだったはずです」


「よし。じゃあ、とにかく、入るか」


「はい!頑張りましょう!」


気合いを入れ、俺とセシルは、迷宮の中に入っていった。もちろん鑑定出来るメガネをつけて。


「暗いな………」


迷宮の中は、明かりなしでは、ほとんど何も見えないほど暗かった。


「大丈夫です。私が魔法で明るくしますから」


そう言って、魔力を集中させた。


「フラッシュ!」


セシルが使った魔法は、光魔法だった。明るい光の玉が宙に浮いて、周りを照らしていた。


「これで大丈夫です」


「ああ、ありがとう、セシル」


「はい。どういたしまして」


セシルは、微笑みながら、少し照れていた。


(こうしていると、普通に可愛いんだけどな……たまに見せるあの迫力は、なんだろうか……)


疑問を抱きつつ、明かりを確保出来たので、俺たちは、迷宮探索を開始した。

歩いて、しばらくしない内に初めて見る魔物が出てきた。視界に相手のステータスが表示される。





種族:ハーピー

レベル7

HP:210/210

魔力:40/40

攻撃力:240

防御力:140

素早さ:310

幸運:35


『スキル』

【脚力強化Lv2】

・脚力を強化する。

効果は、レベルに依存する。





聞いたことのない名前だったので、俺は、種族のところを凝視していた。すると、ハーピーについての説明が表示される二重鑑定が出来た。



ハーピー:ラスカル迷宮1層から5層に生息する魔物。タカのような羽とワシのような爪を持つ。



俺が悠長に鑑定してる間にハーピーは、こちらに向かって爪を構えていた。


「ッッ!!」


急に迫られ、ギリギリでハーピーの爪をかわす。距離を取り、剣を抜いた。ハーピーが向かって来る前に今度は、こちらから接近した。それを見たハーピーがタイミングを見て、爪を振りかざす。それに合わせて、剣を振った。すると、ハーピーの爪もろとも体まで両断した。


(改めて思ったが、すごい切れ味だな…)


戦闘が終わると遠くで見守っていたセシルがこちらに向かってきた。


「すごかったですね!特に最後の一撃、ハーピーの爪は、ものすごく硬いはずなんですけど……その剣ってなんなんですか?」


「そういや、鑑定してなかったな……して見るか」


そう言って、俺は、青白い長剣を見た。視界にステータスが表示される。




名前:蒼白の氷剣

種族:長剣

属性:氷(未解放)



(いたって変わったところは、ないな。でも、この属性ってなんだ?まだ使えないみたいだけど………)


「どうでしたか?」


セシルに聞かれ、俺は、鑑定結果を教えた。


「え!?その剣、属性付きなんですか?!すごいですね!滅多にないですよ!」


「そ、そうなのか?」


「知らずに持ってたんですか?いいですか、属性とは、その物体が元々もつ性質を火属性、水属性、木属性、氷属性、雷属性、聖属性、闇属性のどれかで表したものなんです。ほとんどの物には、属性は、ありませんが業物には、属性が付いていたりします。そんな剣をどこで手に入れたんですか?」


「いや、それが目が覚めた時には、すでに持ってたんだ」


「そうでしたか、レイさんに見合う素敵な剣ですね」


セシルが蒼白の氷剣を見て、言った。剣の話が終わり、俺たちは、エルダートレントがいる10層を目指すため、迷宮探索を再開した。

俺が前衛で、セシルが後衛という役割で進んでいった。最初の方は、あまり強い魔物がいないようで、あっという間に7層まで進むことが出来た。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ラスカル迷宮7層


「セシル!牽制頼む!」


「分かりました!アクアボール!」


セシルが発動させた魔法が敵の顔面に当たり、怯ませる。怯んだところを俺は、距離を詰め、相手の攻撃をかわして、とどめを刺した。


「さすがに一瞬では、倒せなくなったか…」


「これでも、十分早いと思いますけど……」


7層に出てくるさっき倒した魔物のステータスがこれ。




種族:ミノタウルス

レベル9

HP:430/430

魔力:80/80

攻撃力:405

防御力:390

素早さ:260

幸運:47


『スキル』

【腕力強化Lv3】

【斧術Lv3】




魔物だとスキル2つというのは、あまり珍しくないらしい。

ちなみに俺とセシルもここまで来るまでにたくさん魔物を狩ったもんだからレベルが上がった。




名前:レイ

レベル24→31

HP:1850/1850→2350/2350

魔力:3120/3120→3640/3640

攻撃力:1290→1670

防御力:960→1420

素早さ:2270→2710

幸運:61→65


『スキル』

【剣術Lv74→75】

【魔法適正】

【アイテム生成】





名前:セシル

レベル16→24

HP:540/540→935/935

魔力:1050/1050→1580/1580

攻撃力:480→790

防御力:370→655

素早さ:410→715

幸運:109→114


『スキル』

【魔法適正】




「また随分とレベルが上がりましたね……」


「まぁ、良いことじゃないか」


「そうなんですけど……私、つい最近まで駆け出しの冒険者だったんですよ!?」


「まぁまぁ、落ち着けって」


興奮したセシルをなだめてから、俺たちは、10層を目指して行動を再開した。













PVが増えると嬉しい♫

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