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鍛冶屋ドイル

少し短いです。

パーティの登録が終わった俺たちは、依頼を受けるために掲示板を見ていた。昨日のローウルフの件でランクDに昇格したおかげで、Cランクまでの依頼を受けることができるようになった。


「なぁ、セシル。Cランクの難易度ってどのくらいなんだ?」


「そうですね、大体、Dランクの冒険者が最低5人は、必要だと言われています。まぁ、レイさんなら1人でも大丈夫だと思いますけど……」


(そうなのか、じゃあ、報酬も良いし、Cランクの依頼を受けるか)


「セシル、今日は、Cランクの依頼を受けてもいいか?」


「はい。レイさんが良ければ、私は、構いませんよ」


セシルの承認を得た俺は、掲示板に貼ってあるCランクの依頼に目を通した。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ランクC

種類:討伐

対象:エルダートレント

報酬:エルダートレント1匹につき銀貨1枚

討伐証明部位:エルダートレントの枝



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ランクC

種類:討伐

対象:レッドオーガ

報酬:レッドオーガ1匹につき銀貨2枚

討伐証明部位:レッドオーガの角



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(同じCランクでも、報酬が結構違うな…。お金に困ってる訳でもないし、エルダートレントにしとくか)


「セシル、これにするわ」


そう言って、俺はセシルにエルダートレント討伐の依頼書を見せた。


「エルダートレントですね。はい、分かりました」


俺たちは、受付嬢の確認を終え、ギルドの外に出た。


「セシル、エルダートレントってどこにいるんだ」


「ここら辺だと、ラスカル迷宮にいますね」


「そうか、じゃあ、早速行くか」


俺は、エルダートレントの生息地も分かったので、すぐに討伐しに行こうとした。すると、セシルに止められてしまった。


「ちょ、ちょっと待ってください。さすがに装備を整えてから向かった方がいいと思います。武器は、その長剣でいいと思いますが、防具の方がその服じゃ、もしもの時に対応できません」


「そうか、なら、まず装備を整えに行くか。どっか良い店ないか?」


「なら、すぐそこの店がいいと思いますよ」


セシルが指差した先には、まさしく武器、防具ありますって感じの店があった。


「よし。じゃあ、その店に行くか」


セシルとともに店の前まで来た。しかし、見えるところに店員らしき人は、いない。待っていても、出てくるとは思わないので、呼んでみることにした。


「すいませーん。防具を買いに来ましたー!」


呼びかけてから、しばらくすると、背が低く、少しぽちゃっとした男性が出てきた。


「あん?なんだぁ?またひ弱なガキが身の程知らずに俺様の防具を買いに来たのかー?」


(なんか、すごいめんどくさそうな人が出てきたな)


「おひさしぶりです。ドイルさん」


「おお?セシルちゃんじゃねーか!久しぶりだな!それで今日は、どうしたんだ?」


「あ、はい。実は、彼に防具を売ってあげて欲しいんです」


「かれ……だ…と!?ま、まさか!?セシルちゃんの彼氏か!?」


なぜかすごい睨んでくるドイルさんに向けて苦笑いをしながら、セシルの方を見た。

やっぱり、頬を赤く染めて、おどおどしていた。


「そ、そんなわけないじゃないですか!私のパーティーメンバーです!」


「それにしては、妙に慌ててるような………まぁ、いいや。それでこのガキに俺様の防具を売ってやれと?」


「はい。お願いできませんか?」


「このガキにねぇー……セシルちゃんの頼みだから聞いてやりてぇが、俺様は、認めた奴にしか売らないって決めてるからな。ちょっと試してやる」


そう言って、ドイルさんは、店の奥に消えてしまった。

その隙に俺は、セシルに質問した。


「なぁ、ドイルさんってめんどくさくないか?」


「ドイルさんは、ドワーフですからね。プライドが高いんです」


「あー、なるほどなぁ〜」


(へぇ〜、やっぱりドワーフとかの亜人っているのか)


そんな話をしていると、ドイルさんが一本の長剣を持って、俺とセシルの前まで戻ってきた。


「おい、坊主。この盾に向かってこの剣を振ってみろ」


「はぁ…わかりました」


俺は、ドイルさんに言われた通り、黒色を帯びた長剣を持ち、一気に振り下ろした。すると、フルーツでも切ったかなように滑らかに切れた。


「!?………なかなかやるじゃねぇーか。いいだろう、お前に俺様の防具を売ってやる。ただし、雑に扱ったら、ぶん殴るからな!」


「はい、わかりました。ありがとうございます」


なんとか、ドイルさんの許可を得ることが出来た。


「良かったですね、レイさん」


ニコニコしながら、セシルが俺の方を見てきた。


「ああ、本当に良かった……」


「それで、坊主は、どんな防具がいいんだ?」


「あまり、動きの邪魔にならないものがいいですね」


「じゃあ、革装備だな。ちょっと待ってろ!」


ドイルさんがまた店の奥に行き、5分ほどで帰ってきた。


「この竜鱗の防具がいいと思うぜ。薄くて動きやすいし、そこらの防具よりは、防御力も高い。どうだ?」


「いいですね。それでお願いします。おいくらですか?」


防具を決め、値段を訪ねた。


「あーあ、金は、いらねぇー…その代わり、お前がその防具に見合うくらい有名になれ」


「は、はい!ありがとうございます」


ドイルさんにもう一度お礼を言い、店を後にした。







各キャラクターステータス紹介


名前:レイ

レベル24

HP:1850/1850

魔力:3120/3120

攻撃力:1290

防御力:960

素早さ:2270

幸運:61


『スキル』

【剣術Lv74】

【魔法適正】

【アイテム生成】





名前:セシル

レベル16

HP:540/540

魔力:1050/1050

攻撃力:480

防御力:370

素早さ:410

幸運:109


『スキル』

【魔法適正】




















アイテム生成で作るアイデアをなんでもいいので言って下さるとありがたいです( ^ω^ )

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