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ランク昇格

小説だけに集中したいなー

今にも鳥のさえずりが聞こえて来そうな朝に俺は、目が覚めた。昨日のことを思い出しながら、辺りを見渡す。すると、隣に寝ている美少女がいた。セシルだ。いつもとは、違う可愛らしさがあり、つい頬をつついてしまう。そこで丁度、セシルが目をこすりながら、起きた。


「んん〜……」


「おはよう、セシル。昨日は、よく眠れた?」


「ん?あ、レイさん。はい、おかげさまでよくねむれ……ま…した………!?あ、あれ?私、どうしてレイさんとベッドに!?」


「よくわからないが、俺が起きた時は、隣で寝てたぞ」


「あ!そういえば、昨日レイさんが隣の部屋で寝ていると思ったら、居ても立っても居られなくなって…………ごめんなさいごめんなさい!私なんかが………」


「別に構わないさ。それに………」


「それに?」


「可愛い寝顔も見られたしね」


俺は、クスリと笑いながら言った。すると、セシルは、顔を紅潮させながら、体をクネクネさせていた。


「そ、そんな可愛いだなんて〜、レイさんこそ、とってもとーってもカッコいいですよ!」


「はは、ありがとう、セシル。さぁ、着替えて朝ご飯食べに行こう」


そう言って、俺とセシルは、着替えてから下におりた。

すると、リースさんとその娘のシルヴィが食卓を拭いていた。


「お、起きてきたね。セシルちゃんとセシルちゃんの彼氏」


俺とセシルを見ると、にやにやしながら、リースさんが言った。


「も、もう!リースさん!昨日も言ったじゃないですか!私とレイさんは、ただの友達……です」


「そうかい?私には、まんざらでもなさそうに見えるんだけどね。それに、夜は、2人で寝たようだしねぇ〜」


「い、いや、それは!」


「いいねぇ、若いってのは」


「だから〜!誤解ですーーー!」


2人がいつまでも口論しているので、俺が口を挟んだ。


「そろそろ、朝ご飯をたべたいだか……」


「「レイさん(あんた)は黙ってて下さい(ときな)!」」


「はい……わかりました……」


2人に怒鳴られて、しょんぼりしていた俺の肩にポンと手を置いたシルヴィが女神様に見えた。






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






1時間後

「ふぅ〜……今日のところは、このくらいにしておきましょうか……」


「ゼェ〜ゼェ〜………そうだね、なかなかやるじゃないか、セシルちゃん………」


「リースさん……こそ……」


2人共、大声を出してたせいで、肩で息をしながら、へばっていた。


「あのー、そろそろご飯にしませんか?」


「あ、レイさん。すいません!つい、むきになってしまいました」


「そうだね、あたしを悪かったよ。おーい!この2人にご飯を用意してやんなー」


リースさんがそう言うと、厨房からいかにも料理人というような男性が出てきた。

リースさんの夫のダイルさんである。


「なんだぁー?ずっと、騒いでたみたいだが、メシ用意してもいいのか?」


「構わないよ、急いで頼むよ」


「あいよ」


しばらくすると、湯気を立たせ、いい匂いのする料理が目の前に並べられる。肉や野菜やらがたくさん入ったシチューに、ハムとチーズ、野菜をサンドしてあるサンドイッチというメニューだった。


「わぁ、おいそうですね」


「そうだな」


空腹の限界という事もあり、ものの数分で食べ終わってしまった。


「どうだい?うちの旦那の料理は」


「はい、とても美味しかったです!」


セシルが声を大きくして答えた。


「それは、よかった。また、夜も楽しみにしとき」


そう言うと、リースさんは、仕事に戻っていった。


「ところで、レイさん。今日は、どうするんですか?」


「そうだな、とりあえず、ギルドに行ってみようと思うよ。依頼も受けたいし、だからセシル、俺とパーティーを組んでくれないか?」


「え?パーティーですか?」


「ああ、まぁ嫌ならいいんだが…………」


「ほ、本当ですか!?なら、早くギルドに行きましょう!余計な害虫がくっついてくる前に!」


「お、おう、じゃあ、行くか」


セシルが上機嫌のまま、ギルドの前に着いた。早速、パーティの登録をしようと受付嬢に話しかけた。


「Fランク冒険者レイとFランク冒険者セシルでパーティの登録をしたいんだが………」


「あ!あなた方がレイさんとセシルさんですね?お二人は、昨日のローウルフ討伐の功績により、Dランクに昇格となりました」


「へぇー、そうなんで「はぁ〜〜〜!?」


俺の言葉を遮って、セシルが絶叫した。


「でぃ、Dランク!?私たち、Fランクだったのに!?Eランク飛び越してですか?」


「はい。それほど、功績が大きかったということです」


「いや、だとしても………」


「どうしたんだ、セシル?そんなに驚くことか?」


高々、ランクが2つ上がったくらいでと思いながら、セシルに聞いた。


「そんなにって……いいですか、レイさん。Dランクというのは、冒険者になって2年程の経験を積み重ねやっとなれるランクなのです。とてもギルドに登録してから、1日2日でなれるランクじゃないんです!」


「そうなのか……でも、それって良い事なんじゃないか?」


「ま、まぁ、確かにそうなんですけど………」


「さ、そんなことより、ちゃっちゃとパーティ登録しようぜ」


「そんなことって………はぁ〜…はいはい、もういいですよ……」


ここ数日でセシルの呆れた顔を随分と見た気がする。

セシルをなだめてから、俺は、受付嬢の方を向いた。


「じゃあ、改めてパーティ登録お願いします」


「はい、分かりました。ギルドカードを渡してもらえますか?」


受付嬢に言われ、ギルドカードを渡す。


「少し、お待ち下さい」


そう言い、受付嬢は、カウンターの奥の方に行ってしまった。

3分ぐらいたった後、受付嬢が戻ってきた。


「お待たせしました。お二人のカードの下の方にパーティメンバーの名前が書いてあるので、ご確認下さい」


言われた通りカードを見てみると、下の方に

パーティメンバー:セシル

と書かれていた。


「確かに、書いてありました。ありがとうございます」


俺は、受付嬢にニコッと笑って、セシルの方見た。

なぜかセシルは、カードを見ながら、ニヤニヤしていた。







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







各キャラクターステータス紹介


名前:レイ

レベル24

HP:1850/1850

魔力:3120/3120

攻撃力:1290

防御力:960

素早さ:2270

幸運:61


『スキル』

【剣術Lv74】

【魔法適正】

【アイテム生成】






名前:セシル

レベル16

HP:540

魔力:1050

攻撃力:480

防御力:370

素早さ:410

幸運:109


『スキル』

【魔法適正】





短いかも……

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