第1話
頑張っていきます!(・ω・)ゞ
朝…意外にも目覚めがよかった
まぁ〜昨日練習なかったからだろうけど……
時計に目をやると7時7分と微妙な時間だった
まぁいつも通り3人分の朝飯を作り、先に食べる
歯を磨き、着替えて鞄を持つ前に俺の宝物を左手首に身につけて…
「2人とも!起きないと遅刻だぞ?!」階段下から叫ぶように母親と弟を起こしドアを開け学校に向かう
明らかに普通の高校生が朝からやることではない
故に少し悲しい……
「いってきます♪」
隣の家から元気な声がした
てゆうか約束も何もしてないのによく毎朝同じ時間に家を出てくるな(汗)
「奈緒…おはよう」
「おはよう♪螢」
あ!申し遅れました
俺の名前は火野螢
17歳の高校2年生だ
っで今隣で一緒に歩いてるのは下田奈緒
年は違うけど同じ学年
てゆうよりただ単に俺の誕生日がもうすでに過ぎただけなんだけどね
ちなみに俺と奈緒は幼馴染で……腐れ縁だ
生まれた時からお隣さんで幼稚園から高校まで全てが同クラスという偉業を成し遂げている最中だ
おぉ怖い……
「ほ………る……螢!」
「はい!」
隣では心配そうな目で俺を見る奈緒がいた
「ボーっとしちゃってるけど大丈夫?」
「あぁ…ただ説明してて?」
「へ?誰に?」
沈黙
「「…………。」」
さらに沈黙
「さぁ…」
「新学期早々バカにならないでよ……」
「へい……」
とまぁ仲はいいですよ!
どうこうしているうちに俺の通う光輝学園に到着
2ーAが俺等のクラスだ
1つ言い忘れていたが隣の席は奈緒だ
椅子に腰掛け2人で話をしていると例の如く奴が現れた
「火野夫婦は今日もラブいったああぁぁぁ!」
なぜ叫び声がしたかって?
そんなの決まってるじゃん♪
相手の顔面に飛び膝蹴りをかましたのよお!!
「朝から挑発すんな!」
「美帆…ホタルンがイジメる〜〜」
一緒に俺等の側まできた女子に愚痴る
ってホタルン?
それは俺のこと?
俺のことなのか?
ふ…そうか………
「くらええぇぇぇ!」
当たれば悶え苦しむであろう程の威力を持つ蹴りを顔面めがけてかます
「くらってたまるかああぁぁぁ!!」
それを右手でガードする
表情からして必死みたいだ
「何で蹴るんだよ?!」
まだ言うか?!
「さっきの『ホタルン』は宣戦布告とみなした!」
足をおろして右ストレート
「冗談にきまってるだろう?!」
ギリギリで交わす
左フック→右手でガード
踵落とし→両手をクロスさせてのガード
回し蹴……
《ミシ!》
「いったああぁぁ!」
隣からは骨に異常が起きたような音と叫び声が聞こえた
目をやると地面でもがき苦しんでいるバカがいた
彼の頭付近には黄色いチョークが落ちていた
前方にに目を向けると黒板の前に美帆がいた
「ナイス判断だ」
「でしょ?」
ハイタッチをする
奈緒ともハイタッチをしていると
「彼氏にチョークを投げるってどうよ?!」
復活しやがった
てゆうかそんな事美帆に言っても無駄だろ?
「なら別れる?」
笑顔で言う美保がちょっとばかり恐ろしい
「え?!なんで?!!」
このくらいの脅しに驚きすぎだぜ
2人について軽く触れておこう
男の名は佐藤隼人
同クラスで親友
顔は良いのでモテる
女の名は松本美帆
同クラスで奈緒の親友
美人系
中学3年生の時からこの2人は付き合ってます
ちなみに俺と奈緒とは同じ中学出身だ
とまぁ仲良し4人組だな
「ホームルーム始めんぞ」
とホームルームが始まったと思いきや気づけば昼休みになっていた
「さてと……」
「行きますか?」
微笑む奈緒を素直に可愛いと思った
だがあくまでも思っただけであって特別な感情を持ち合わせてはいなかった
そう………
この時はまだ……