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助けなきゃ

そこからの時の流れは、ものすごく速く感じた。

怪物の正体が分かれば、母も、私もきっと。

きっと、救われると、信じていた。

もう何日寝てないのかな。最後にご飯を食べたのはいつだったっけ。

身体はだるいのに、目だけは冴えていた。

なるべく早くこの怪物の正体を明らかにしたかった。

せめて水は飲まなければ、と立ち上がった。

正直私の体なんてどうでも良かった。

なんて言ったら怒られそうだから、そういうことにさせて。



白い。とにかく白い。

ナース服のお姉さんが私の名前を呼んでいる。

ここは病院なのか。

そうか、私病院にいるんだ。


なんで?

研究しなきゃ。

お母さんを救わなくちゃ。

私はベッドから飛びだし、廊下に出て走った。

ここがどこなのかも分からぬまま走った。

ただ、何も飲まず食わずの私には体力がなかった。


私は重度の栄養失調だった。

腕には点滴の針が刺さっていた。

どうやら、点滴なしの生活じゃ生きれないらしい。

ただ、祖父母がそばに居ることを条件に、家で研究してもいいこととなった。

こういう時だけは、我が家に生まれた私を、肯定できた。

私は研究しなければならない。

お母さんを、救わなくちゃ。

きっと、救われるからね。

救ってあげるから、お母さん。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

また次回お会いしましょう!

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