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第3話

オレは俗にいう臆病な人間だ。いつも何かを行う時に一歩引いてものを考える、用心深く用意もする。いつまでも調べ物が終わらない。そういう人間なのだ。


 かくしてあかりは正反対で何事も行動が一番、物事をクヨクヨと考えない、そういう性格をしているのであった。

 

「オイ!キイテイルノカ?一緒に来いと言ってイル!ワシの51の能力whenで時を超えるぞ!着いてきてくれるな?」

 

 マルちゃんは是非とも答えて欲しいと言った眼差しでこっちをみている

 

「いきなりそんなこと。。。私たちだって生活があるんだからぁ」

 

 あかりが不満そうにいう

 

 というかそれが当たり前だ

 

「オレたちに何をさせようっていうんだ?おれらは普通の高校生だぜ」

 

 マルちゃんは遮るようにこういった

 

「今おこっておる全ての事象がある彼方の存在の彼方の行為によって狂い始めておる。

 地球いや宇宙そのものが危うい。そのような時が来ておるのだ

 おぬしらにも関係ない話ではないのだよ。

 現にこの51はワシをキサマらの元へ導いた」

 

「さあきてくれるな?」

 

 黒マルはそう問いかけた

 

 少し沈黙したあとあかりが答えた

 

「うう、しょうがないにゃあ。行ってやるわ!マルちゃんかわいそうだもの、なんか元気なさそうだし

 でもちゃんと元の生活にかえってこれるんでしょうね?」

 

 考えずに先につき進むあかりに、オレはとっさにつっこむ

 

 「正気か!?こんな話嘘かもしれないんだぞ?!」

 

 ううん、あかりはこう答える


「マルちゃんに出会ってしまってからこのことは嘘じゃない、そう私の感がいってるの。


 それにあんた臆病じゃん?


 こんな出来事でもないと一生治っちゃわないかも、ふふっ」

 

 そう答えるあかりの顔に嘘はなかった

 

「かしだからなあ、ハンバーガーおごれよっ!」

 

 なかばヤケにそう答えると、

 

「またそれもアンタの弱点だよねえ、なんでも投げ捨てちゃう。


 道化になって自分の感情に嘘つく癖、


 やめたら?」


 おれは全てを見透かされるあかりにカーッと赤くなって黙り込んでしまった。


「話は決まったヨウダナ。ジャいくぞ!」

 

「おーっ!!!」

「ぉぉ」

「声が小さい!」

 

 51の引き金を空に向けて放つマルちゃん

 

 俺たちは次元を超えたのだった

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