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蛊真人  作者: 魏臣栋
魔子出山
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第四十六節:二転高階

商隊(しょうたい)一路(いちろ)西(にし)(すす)み、(やま)穿(うが)(れい)()えた。


半月(はんつき)()方源(ほうげん)らは陰気(いんき)(しず)まり(かえ)った魂木山(こんぼくざん)到着(とうちゃく)した。()()(あや)しい(かげ)()とすこの()で、(かれ)貨物(かもつ)小半(しょうはん)()()りし、特産(とくさん)木材(もくざい)多量(たりょう)購入(こうにゅう)した。


二十日余(はつかあまり)(のち)(かれ)らは巨雨山(きょううざん)()いた。


巨雨山(きょううざん)地表(ちひょう)凸凹(でこぼこ)だらけで、これらは全て雨滴(うてき)(たた)()した(あな)である。


ここで(あめ)()ると、雨滴(うてき)(ひと)(ひと)つが徳利(とっくり)ほどもあり、衝撃力(しょうげきりょく)(すさ)まじい。そのため巨雨山(きょううざん)童家寨(どうかさい)山体(さんたい)空洞(くうどう)(なか)(きず)かれている。もし露天(ろてん)()てれば、数度(すうど)(あめ)雨滴(うてき)(たた)(こわ)されてしまうのだ。


童家寨(どうかさい)では、方源(ほうげん)黄金山(おうごんざん)仕入(しい)れた黄金(おうごん)(あぶら)(とう)(おお)いに歓迎(かんげい)された。


駐在(ちゅうざい)(ちゅう)三度(さんど)(あめ)()り、方源(ほうげん)(すこ)しばかり青油(あおあぶら)雨滴(うてき)採集(さいしゅう)した。これらの雨滴(うてき)用途(ようと)(ひろ)(ふく)材料(ざいりょう)である。


これらの巨大(きょだい)雨滴(うてき)は、童家寨(どうかさい)にとっては災害(さいがい)であり、(かれ)らを山体内部(さんたいないぶ)での生活(せいかつ)()()む。しかし同時(どうじ)(てん)(めぐ)みでもあり、最も主要(しゅよう)交易商品(こうえきしょうひん)なのである。


巨雨山(きょううざん)(はな)れた(あと)商隊(しょうたい)方磚山(ほうせきざん)到着(とうちゃく)した。


この(やま)(いし)特異(とくい)で、(ひと)(ひと)つが煉瓦(れんが)(かたち)をしている。ただ(おお)きさや(ふと)さは様々(さまざま)だ。


大方家(おおかたけ)方磚山(ほうせきざん)千年(せんねん)以上(いじょう)生活(せいかつ)してきた大規模(だいきぼ)一族(いちぞく)である。


(かれ)らの住居(じゅうきょ)童家寨(どうかさい)よりも(はる)かに()く、煉瓦(れんが)(かわら)構造(こうぞう)だ。山寨(さんさい)(まわ)りには(たか)城壁(じょうへき)(きず)かれ、城壁内(じょうへきない)には(やぐら)が、城壁外(じょうへきがい)には(とりで)(もう)けられている。


方源(ほうげん)大方家(おおかたけ)風変(ふうが)わりな家老(かろう)一人(ひとり)木彫(きぼ)りを(この)(もの)がいることを(おぼ)えていた。


(かれ)連絡(れんらく)()ると、魂木山(こんぼくざん)購入(こうにゅう)した奇怪(きかい)誇張(こちょう)された造形(ぞうけい)魂木(こんぼく)は、この家老(かろう)全量(ぜんりょう)()()られた。


このように(あきな)いを(つづ)けながら、方源(ほうげん)操作(そうさ)によって張家(ちょうか)商品(しょうひん)()えたり()ったりした。しかし変動(へんどう)(たび)に、莫大(ばくだい)利益(りえき)()げた。


回数(かいすう)(かさ)なるにつれ、自然(しぜん)(ほか)(もの)注目(ちゅうもく)(あつ)めるようになった。


方源(ほうげん)はすべてを商心慈(しょうしんじ)()()け、商心慈(しょうしんじ)商才(しょうさい)次第(しだい)(ひろ)()られるようになった。


(とき)(なが)れ、()つの山寨(さんさい)()(のち)商隊(しょうたい)次第(しだい)嘯月山(しょうげつざん)(ちか)づいた。


その(よる)商隊(しょうたい)断崖(だんがい)(ふもと)()()け、臨時(りんじ)陣営(じんえい)(かま)えた。


「我々(われわれ)は(すで)嘯月山(しょうげつざん)地帯(ちたい)(はい)った。この(さき)道程(みちのり)人里離(ひとざとはな)れた()(やま)(つづ)き、(むし)(けもの)()ちている。(むら)すらない。今夜(こんや)から(みな)警戒(けいかい)(おこた)るな」賈家(かか)首領(しゅりょう)副首領(ふくしゅりょう)たちに()(わた)した。


天幕(てんまく)(なか)(かく)副首領(ふくしゅりょう)たちは一斉(いっせい)(うなず)いた。


商心慈(しょうしんじ)(ひとみ)一筋(ひとすじ)(ひかり)(はし)った。


この商道(しょうどう)(いま)(ある)いて()(なか)で、この区間(くかん)(もっと)危険(きけん)だ。ここを(とお)()ければ血涙山(けつるいざん)到達(とうたつ)し、(のち)いくつかの山寨(さんさい)()れば、商量山(しょうりょうざん)商家城(しょうかじょう)だ。


「よし、今週(こんしゅう)防衛(ぼうえい)配置(はいち)()めよう」賈家(かか)首領(しゅりょう)(つづ)けて指示(しじ)した。


半刻(はんとき)()(かく)副首領(ふくしゅりょう)たちが協議(きょうぎ)()え、天幕(てんまく)から()()た。張柱(ちょうちゅう)()()った:「お嬢様(じょうさま)夕食(ゆうしょく)準備(じゅんび)(ととの)いました。本日(ほんじつ)黒土(くろつち)白雲(はくうん)(まね)きますか?」


勿論(もちろん)です」商心慈(しょうしんじ)(うなず)いた。「宴席(えんせき)(かれ)商売(しょうばい)(こころ)()(こう)わねば」


ここ数日(すうじつ)方源(ほうげん)利益(りえき)(かさ)ね、商品(しょうひん)(たく)みに操作(そうさ)して()六倍(ろくばい)()(じゅん)()げた。商心慈(しょうしんじ)張柱(ちょうちゅう)小蝶(こちょう)三人(さんにん)()見張(みは)り、(かれ)(まった)(べつ)()()るようになった。


方源(ほうげん)約束(やくそく)通り(どおり)、()利益(りえき)半分(はんぶん)商心慈(しょうしんじ)(わた)した。しかし商心慈(しょうしんじ)(こころ)(なか)では、()るに()らない元石(げんせき)など、方源(ほうげん)(あきな)いの経験(けいけん)見識(けんしき)(くら)べるべくもなかった。


彼女(かのじょ)には修行(しゅぎょう)素質(そしつ)がなく、(ただ)凡人(ぼんじん)だ。(あきな)いこそが唯一(ゆいいつ)(ほこ)りだった。


だがその(ほこ)りとする分野(ぶんや)でさえ、方源(ほうげん)(しめ)した実力(じつりょく)は、商心慈(しょうしんじ)が「(かれ)にははるかに(およ)ばない」と(みと)めざるを()ないほどのものだった!


数多(あまた)一見(いっけん)荒唐無稽(こうとうむけい)決断(けつだん)が、(のち)取引(とりひき)驚異(きょうい)効果(こうか)(あらわ)した。


商心慈(しょうしんじ)自棄(やけ)になるような人物(じんぶつ)ではない。自分(じぶん)方源(ほうげん)()(さと)ってからは、毎日(まいにち)(かれ)宴席(えんせき)(まね)いた。


方源(ほうげん)一言半句(いちごんはんく)()(しめ)すだけで、彼女(かのじょ)(おお)いに()るものがある。


(あきな)いの(さい)(めぐ)まれている彼女(かのじょ)は、(みず)()海綿(かいめん)のように急速(きゅうそく)成長(せいちょう)した。


方源(ほうげん)()わす言葉(ことば)(おお)ければ(おお)いほど、(かれ)への敬服(けいふく)(ねん)(ふか)まるばかりだった。


「ああ、お嬢様(じょうさま)、お()をつけて。あの二人(ふたり)(あき)らかに因縁(いんねん)がある、普通(ふつう)(もの)ではない」張柱(ちょうちゅう)嘆息(たんそく)し、(うれ)いの(いろ)()()かべた。商心慈(しょうしんじ)(ふか)みに(はま)ることを(おそ)れていた。


安心(あんしん)して、張柱(ちょうちゅう)叔父(おじ)さん。(わたし)には分別(ふんべつ)があるわ」商心慈(しょうしんじ)(たし)かに聡明(そうめい)気高(けだか)く、方源(ほうげん)(あきな)以外(いがい)(はなし)一切(いっさい)せず、言葉(ことば)適度(てきど)(とど)め、(けっ)して遠回(とおまわ)しに(さぐ)ったりしない。


彼女(かのじょ)方源(ほうげん)白凝冰(はくぎょうひょう)二人(ふたり)が、神秘(しんぴ)ではあるが危険(きけん)ではないと(かん)じていた。


方源(ほうげん)(あきな)いはすべて正規(せいき)手段(しゅだん)で、(けっ)して約束(やくそく)(やぶ)らず、(もう)ける(たび)商心慈(しょうしんじ)五分五分(ごぶごぶ)()けた。こうした行為(こうい)が、(かたち)なく商心慈(しょうしんじ)(あん)(しん)(かん)をもたらしていた。


しかし今夜(こんや)(まね)きに、方源(ほうげん)(おう)じなかった。


今日(きょう)(すこ)(つか)れたので、遠慮(えんりょ)する」(かれ)()()り、わざわざ(まね)きに()小蝶(こちょう)()げた。


商心慈(しょうしんじ)(まね)きに、方源(ほうげん)(かなら)ずしも(おう)じる(わけ)ではない。三度(さんど)招待(しょうたい)一度(いちど)程度(ていど)しか出席(しゅっせき)しないのだ。


小蝶(こちょう)(くち)をへの()()げ、方源(ほうげん)(うら)めしそうに()ながら、ぶつぶつと(つぶや)いて()って()った。


(はじ)めの(ころ)方源(ほうげん)(ことわ)ると小蝶(こちょう)何度(なんど)(さわ)ぎ、お嬢様(じょうさま)への不義理(ふぎり)(いきどお)った。しかし方源(ほうげん)(もう)けるほど、彼女(かのじょ)態度(たいど)()わり、憤慨(ふんがい)から(あき)めと妥協(だきょう)へと(うつ)っていった。


どこの世界(せかい)でも、どの階層(かいそう)でも、実力(じつりょく)ある(もの)自然(しぜん)尊敬(そんけい)(あつ)めるものだ。


方源(ほうげん)天幕(てんまく)()じると、白凝冰(はくぎょうひょう)(すで)(とこ)(うえ)結跏趺坐(けっかふざ)していた。


薄暗(うすぐら)がりの(なか)彼女(かのじょ)(あお)(ひとみ)(かす)かに(ひか)っていた。


最初(さいしょ)方源(ほうげん)小蝶(こちょう)(まね)きを(ことわ)った(とき)白凝冰(はくぎょうひょう)(すこ)(おどろ)いた。だが数度(すうど)(のち)、この行為(こうい)(たえ)気付(きづ)いた。


(ことわざ)にあるように「理由(りゆう)もなく()びる(もの)盗人(ぬすっと)詐欺師(さぎし)」。方源(ほうげん)(まね)きを(こば)み、商心慈(しょうしんじ)迎合(げいごう)しない姿勢(しせい)こそが、(かえ)って彼女(かのじょ)に「この(おとこ)(わたし)(なに)(もと)めていない」と(おも)わせるのだ。


(はじ)めよう」方源(ほうげん)(とこ)(すわ)り、白凝冰(はくぎょうひょう)()()けた。


白凝冰(はくぎょうひょう)両掌(りょうて)方源(ほうげん)背中(せなか)()て、一割(いちわり)雪銀真元(せつぎんしんげん)()のままに(あやつ)り、(かれ)(からだ)(そそ)()んだ。


骨肉団円蛊(こつにくだいえんこ)(あお)(あか)(ひかり)(はな)ち、その転換(てんかん)()て、六割(ろくわり)雪銀真元(せつぎんしんげん)方源(ほうげん)空竅(くうこう)(なが)()んだ。


ざあざあ――


方源(ほうげん)精神(せいしん)集中(しゅうちゅう)させ、これらの真元(しんげん)()()てて空竅(くうこう)四壁(しへき)洗練(せんれん)した。


一転(いってん)(ころ)(かれ)空竅(くうこう)はこの(つよ)(あら)(なが)しに()えられなかった。しかし(いま)二転中階(にてんちゅうかい)(たっ)し、竅壁(きょうへき)底力(そこぢから)(あつ)くなり、雪銀真元(せつぎんしんげん)持続的(じぞくてき)洗浄(せんじょう)(じか)()えられるようになった。


ただし持続時間(じぞくじかん)(なが)くできず、一定(いってい)時間(じかん)(ごと)休息(きゅうそく)必要(ひつよう)だ。


竅壁(きょうへき)(うえ)水光(すいこう)(なみ)()ち、()()なく(なが)(うご)く。純白(じゅんぱく)(ひかり)次第(しだい)(つよ)まり、一部(いちぶ)区域(くいき)には固化(こか)凝固(ぎょうこ)(きざ)しが()える。(あき)らかに、方源(ほうげん)二転高階(にてんこうかい)にあと一歩(いっぽ)(ところ)まで(せま)っている。


方源(ほうげん)修行経験(しゅぎょうけいけん)豊富(ほうふ)で、心中(しんちゅう)(あき)らかだ。今晩(こんばん)(てつ)(あつ)いうちに()てとばかりに、二転高階(にてんこうかい)()()がるつもりだ!


(とき)(しず)かに(なが)れ、()づけば深夜(しんや)(たっ)していた。


ウォォォン――!


突然(とつぜん)蒼狼王(そうろうおう)()(ごえ)(ひび)いた。


その(こえ)陣営(じんえい)静寂(せいじゃく)(やぶ)り、(つづ)いて無数(むすう)(おおかみ)遠吠(とおぼ)えが応答(おうとう)するように次々(つぎつぎ)と()()がった。ウォォン、ウォォン!


狼襲(ろうしゅう)だ!狼襲(ろうしゅう)だ!」


「ちくしょう、(みな)()きろ!狼群(おおかみむれ)陣営(じんえい)(おそ)ってきたぞ!!」


蒼狼(そうろう)(かぞ)()れないほどだ!」


……


(おお)くの(もの)悲鳴(ひめい)()怒号(どごう)(はっ)した。陣営(じんえい)(またた)()目覚(めざ)め、そして沸騰(ふっとう)した。


「ふうん、この物音(ものおと)では、(おおかみ)()れがかなりの規模(きぼ)らしいな」白凝冰(はくぎょうひょう)(みみ)()まして(ひと)しきり()いた(のち)(わら)った。


行商(あきない)(たび)途上(とちゅう)(けもの)()れの襲撃(しゅうげき)には何度(なんど)()ってきた。経験(けいけん)(かさ)ねた(いま)彼女(かのじょ)(おどろ)くこともない。


「ここは嘯月山(しょうげつざん)南疆(なんきょう)(おおかみ)はすべてここに()むと()う。満月(まんげつ)(よる)には、(おおかみ)たちが(まる)(つき)(あお)ぎ、遠吠(とおぼ)えが(やま)全体(ぜんたい)(ひび)(わた)る。(つぎ)から(つぎ)へと途切(とぎ)れることなく(つづ)く。初日(しょにち)(よる)から蒼狼(そうろう)()れに()うとは、(うん)()くないな」方源(ほうげん)(かす)かに()(ひら)きながら、一心(いっしん)二用(によう)空竅(くうこう)(なか)修行(しゅぎょう)()めなかった。



「くそっ、蒼狼(そうろう)(おお)すぎる!」


治療(ちりょう)蛊师(こし)はどこだ!?(ちち)怪我(けが)した、()がどんどん(なが)れてる…」


南東(なんとう)防衛線(ぼうえいせん)突破(とっぱ)された、(いそ)いで支援(しえん)せよ!」


状況(じょうきょう)白凝冰(はくぎょうひょう)予想(よそう)をはるかに()えていた。狼群(おおかみむれ)発見(はっけん)して(はん)(とき)()たぬうちに、陣営(じんえい)(ひと)つの防衛線(ぼうえいせん)突破(とっぱ)され、(おおかみ)陣営内(じんえいない)侵入(しんにゅう)した。


「ぎゃああ――!」


武器(ぶき)()れ!この畜生(ちくしょう)どもと(たたか)うんだ!」


家僕(かぼく)悲鳴(ひめい)戦闘音(せんとうおん)雄叫(おたけ)びが()()なく(ひび)く。


「我々(われわれ)も()るか?」白凝冰(はくぎょうひょう)(たず)ねた。


「出て(なに)をする?(なに)ができる?(いま)身分(みぶん)(わす)れるな」しばらくしてから、方源(ほうげん)は上の(そら)(こた)えた。


「でも(おおかみ)()れが()()せてるわよ?(きみ)()()けた貨物(かもつ)(そん)しちゃうんじゃない?」白凝冰(はくぎょうひょう)嘲笑(あざわら)い、言葉(ことば)()ちた悪戯(いたずら)()みを()かべた。


「なら(そん)しよう」方源(ほうげん)(ふたた)()()じた。


しばらくして、天幕(てんまく)(そと)侍女(じじょ)小蝶(こちょう)(こえ)がした:「黒土(くろつち)白雲(はくうん)二人(ふたり)とも(なか)にいる?」


(なん)(よう)?」白凝冰(はくぎょうひょう)(おう)じた。


「まあ!本当(ほんとう)にいたの?この大騒動(おおそうどう)二人(ふたり)とも()きなかったなんて!蒼狼(そうろう)何頭(なんとう)陣営内(じんえいない)侵入(しんにゅう)してるの。(いま)(おさ)えられてるけど、もし一二頭(いちにとう)でも()(のこ)ってたら?お嬢様(じょうさま)()んでるわ。張柱(ちょうちゅう)(さま)保護(ほご)があれば安全(あんぜん)だから!」小蝶(こちょう)(さけ)んだ。


結構(けっこう)だ。状況(じょうきょう)制御(せいぎょ)されているなら、お嬢様(じょうさま)(わずら)わせる必要(ひつよう)はない。一二頭(いちにとう)蒼狼(そうろう)なら、(おれ)腕力(わんりょく)十分(じゅうぶん)対処(たいしょ)できる」方源(ほうげん)(こた)えた。


小蝶(こちょう)何度(なんど)催促(さいそく)したが、拒否(きょひ)され(つづ)けた。最後(さいご)天幕(てんまく)(そと)(くや)しそうに(あし)()()らし:「良識(りょうしき)ある忠告(ちゅうこく)()にするなんて!()んでも(わたし)のせいにしないでよ。ふん!」


()台詞(ぜりふ)(のこ)すと、彼女(かのじょ)(あわ)てて()って()った。

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