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蛊真人  作者: 魏臣栋
魔子出山
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第十八節:授人以柄

ウォッ!


(やま)(りん)(なか)(いっ)(ぴき)()(さく)した(くろ)(ぐま)が、()()がると()()(メートル)(たか)さに(たっ)した。


それ(※)が(ほう)(げん)(はく)(ぎょう)(ひょう)()かって咆哮(ほうこう)したが、二人(ふたり)()(どう)だにしない。


(くろ)(ぐま)(いか)(くる)い、()()()()けて、二人(ふたり)(しょう)(ねん)()かって()(ほん)して(きた)


(くま)(よう)()(どん)(じゅう)そうだとはいえ、()()、それらの(ほん)(そう)(そく)()(そう)(とう)(はや)い。(つう)(じょう)(にん)(るい)()(ばい)だ。


(くろ)(ぐま)()(ぶん)との(きょ)()()(じゅっ)()(ほど)にまで(ちか)づいて()たのを()()たりにしながら、(ほう)(げん)(くち)(もと)には(たくら)みが(せい)(こう)した()みが()わになった。


ドカン。


(ひと)(こえ)炸裂(さくれつ)(おん)(どろ)()()る。


(くろ)(ぐま)悲鳴(ひめい)()げ、(あたま)(どん)()(なぐ)られたかのように、突進(とっしん)(そく)()()められた。


()(かい)不能(ふのう)攻撃(こうげき)(いか)(くる)い、方向(ほうこう)素早(すばや)()えて(ふたた)方源(ほうげん)()()んだ。


だが十歩(じゅっぽ)(はし)らない(うち)に、今度(こんど)地面(じめん)爆発(ばくはつ)


ゲオッ!


胸腹(むねはら)()のりでべっとり炸裂(さくれつ)させられた黑熊(くろくま)は、()()()(かがや)かせ、極限(きょくげん)(いか)りを(いだ)いて(おそ)いかかる。


けだもの所詮しょせんけものか、知恵ちえりん」方源ほうげんは悠々(ゆうゆう)となげき、後退こうたいした。


黒熊くろぐまうしろからねばづよ追撃ついげきするが、数歩すうほすすごと爆発ばくはつこる。


さらに数十歩すうじゅっぽ突進とっしんすると、黒熊くろぐま全身ぜんしんきずだらけ、毛皮けがわ無事ぶじ部分ぶぶんひとすじもない。四肢しし不自由ふじゆうで、あしきずり、最初さいしょの猛々(たけだけ)しい姿すがたかげもない。


いかりはせ、びようとする本能ほんのう優位ゆういった。


二十歩にじゅっぽはなれていない眼前がんぜん方源ほうげんっているにもかかわらず、撤退てったいえらんだ。


だが方源ほうげんすで撤退経路てったいけいろみ、みち深穴ふかあなり、すくなくとも焦雷土豆蛊しょうらいじゃがいもめてあった。


ドッガーン!


大音響だいおんきょうとも戦闘せんとう終結しゅうけつした。


そのとき天幕テントなか一筋ひとすじ煙気えんき沈降ちんこう浮遊ふゆうかえしている。


けむりなかうつ映像えいぞうは、方源ほうげん戦闘せんとう全過程ぜんかてい実況じっきょうおなじくうつしていた。


陌行はくこう家老かれい如何いかがおぼす?」戦闘せんとう終結しゅうけつ見届みとどけ、百家当主ひゃっかとうしゅこえげた。


天幕テントなかには彼女かのじょ百陌行ひゃくはくこう二人ふたりのみ。


見間違みまちがえていなければ、この古月こげつわかがしら使つかったのは焦雷土豆蛊しょうらいじゃがいもでは? このこちゅう一回いっかいかぎりの消耗品しょうもうひんで、地面じめんめて地力ちりょく成長せいちょうし、衝撃しょうげきけると爆発ばくはつする。二転蛊虫にてんこちゅうなかでは強力きょうりょく部類ぶるいだ。だが白骨山はっこつざんでは大幅おおはば効果こうかがれる。はっ骨山こつざんつちなどない。山肌やまはだすらほねくされているのだから」百陌行ひゃくはくこう分析ぶんせきつづけた。


ひゃく族長ぞくちょうかすかにくびる:「分析ぶんせきまとているが、わたし着眼点ちゃくがんてんはそこではなかった。焦雷土豆蛊しょうらいじゃがいもせつから戦闘終結せんとうしゅうけつまで、全て(すべて)方正ほうせい一人ひとり完遂かんすいさせたてんいたか?三転さんてん護衛ごえいそばにいるにもかかわらず、自身じしん二転真元にてんしんげんけずりながら苦戦くせんして埋設まいせつし、そのたび元石げんせき真元しんげん回復かいふくしている。それでもなお自力じりきこだわった。これはなに物語ものがたるのか?」


百陌行ひゃくはくこう双瞳そうどうかすかにかがやく:「老朽ろうきゅうにもわかりました。この方正ほうせいという若者わかもの人格者じんかくしゃで、小賢こざかしいやからではけっしてない。狩猟参加しゅりょうさんか承諾しょうだくした以上いじょう面倒めんどうであろうと労力ろうりょくろうと、外力がいりょくもちいてまで不正ふせいはたらくことをしとしない証左しょうさでござろう」


小賢こざかしいやからは往々(おうおう)にして意志薄弱いしはくじゃくなものだ。だがしんつらぬく者は決然けつぜんたる覚悟かくごつ。元泉げんせん在処ありか二人ふたりからうえでの最良策さいりょうさくは、遠回とおまわしのさぐりをれ、知略ちりゃくせいすることだ。ふっふっ、昨夜さくや立案りつあんした計画けいかくたいし、一層いっそう自信じしんふかまったよ」と百家ひゃっか族長ぞくちょうわらった。


……


「かしこまって、お(やく)()たしました」半柱(はんちゅう)線香(せんこう)()える(ころ)方源(ほうげん)()()れた(くま)(がわ)(ひゃっ)()族長(ぞくちょう)の前に()()した。


「ほう…、短期(たんき)(うち)成獣(せいじゅう)黒熊(こぐま)仕留(しと)めるとは、流石(さすが)古月(こげつ)()(わか)頭領(とうりょう)族長(ぞくちょう)(かす)かに(まゆ)を上げつつも、(ほど)()(おどろ)いた様子(ようす)()せて即座(そくざ)笑顔(えがお)(もど)った。


(ひと)(やす)みなされ。青銅舍利蛊(せいどうしゃりこ)()ぐに(とど)けよう」


厚情(こうじょう)感謝(かんしゃ)いたします。お(つか)れでござる」方源(ほうげん)(れい)()べて退()いた。


方源ほうげん白凝冰はくぎょうひょう中央ちゅうおう大天幕だいテント退しりぞき、昨夜さくや宿舎しゅくしゃもどった。


片刻へんこくたぬうちに、蛊師こし青銅舍利蛊せいどうしゃりことどけた。


方源ほうげんはそれを受けうけとるや即座そくざ天幕内テントない使用しようし、しゅう中級階層ちゅうきゅうかいそうから高級階層こうきゅうかいそう昇格しょうかくさせた。


蛊師こし境域きょういきにおいて、小境しょうきょうとつ容易よういであり、不断ふだん鍛錬たんれん到達とうたつできる。しかし大境たいきょういたっては資質ししつささえが必要ひつようとなる。


舍利蛊しゃりこ石窍蛊せきこうこなど数多あまた蛊虫こちゅうは、水練すいれん時間じかん割愛かつあいし、短期間たんきかんしゅう躍進やくしんさせる能力のうりょくを持つ。


とはいえ、一転高階層いってんこうかいそうなど所詮しょせん一転いってんぎぬ。このわずかな向上こうじょうが、いま局面きょくめんなん変革へんかくをもたらしるはずもなかった。


(よる)になると、(ひゃっ)()族長(ぞくちょう)(ふたた)大天幕(だいテント)にて(うたげ)(もう)け、方源(ほうげん)白凝冰(はくぎょうひょう)招待(しょうたい)した。


百家(ひゃっか)(とりで)には伝統(でんとう)があり、狩猟大比(しゅりょうおおひらき)期間中(きかんちゅう)毎夜(まいよ)焚火(たきび)(うたげ)(もよお)される。巨大(きょだい)焚火(たきび)(えん)野営地(やえいち)露天(ろてん)開催(かいさい)されるが、中央天幕(ちゅうおうテント)小宴(しょうえん)上位(じょうい)入賞者(にゅうしょうしゃ)のみを(まね)く。


古月(こげつ)()(しょう)(しゅ)三転(さんてん)護衛(ごえい)という(こと)なる身分(みぶん)二人(ふたり)は、(あい)()わらず上席(じょうせき)賓客(ひんきゃく)である。


「さあ、()部族(ぶぞく)若武者(わかむしゃ)(ほし)紹介(しょうかい)しよう。(わか)(もの)同士(どうし)(した)しく(まじ)わっておくれ」(えん)中盤(ちゅうはん)百陌行(ひゃくはくこう)(はなし)(はし)(はっ)した。


中央大天幕ちゅうおうだいてんとすわっているのは、四人よにん若者わかもの


おとこ二人ふたりおんな二人ふたり例外れいがいなく全員ぜんいん三転修さんてんしゅうゆうする。


そのうちのおとこ一人ひとり百陌行ひゃくはくこうおいで、百陌亭ひゃくはくてい名乗なのる。痩身そうしん体躯たいく特徴とくちょうで、初日狩猟しょにちしゅりょう後の第三位だいさんいだった。


おんなたちは一人ひとり百草率ひゃくそうそつというで、容姿ようし文字通もじどおりの「ぞんざい」さながら第四位だいよんい実力者じつりょくしゃ。もう一人ひとり百蓮ひゃくれんといい、清麗せいれい容貌ようぼうはくとおはだ豊潤ほうじゅんまつげ特徴的とくちょうてきで、清潔感せいけつかんちた雰囲気ふんいき百家公認ひゃっかこうにん族花ぞっか両女りょうじょならんですわさま鮮烈せんれつ対照たいしょうしていた。


百戦猟(ひゃくせんりょう)両貴賓(りょうきひん)にお()にかかります」最後(さいご)青年(せいねん)(おとこ)蛊師(こし)(みずか)(くち)(ひら)き、百陌行(ひゃくはくこう)(はなし)(さえぎ)った。


筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)の体躯(たいく)傲岸(ごうがん)気配(けはい)(ただよ)わせ、闘志(とうし)湯気(ゆげ)()つかのようだ。その()(ほう)(げん)白凝(はくぎょう)(ひょう)(そう)()し、まず方源(ほうげん)(うえ)一旦(いったん)(とど)まると、(うす)(わら)みを()かべて見下(みお)ろすように(なが)した。しかしその視線(しせん)白凝冰(はくぎょうひょう)釘付(くぎづ)けになる。


白凝冰(はくぎょうひょう)(ゆき)(せん)()(ごと)く、(ぎん)(ぱつ)(あお)(ひとみ)。その容姿(ようし)百蓮(ひゃくれん)一髪(いっぱつ)(ぶん)(しの)いでいる。(さら)決定的(けっていてき)なのは、彼女(かのじょ)三転頂点(さんてんちょうてん)(しゅう)()であること。それが百戦猟(ひゃくせんりょう)興味(きょうみ)()()いていた。


フンッと鼻を鳴らした:「どうやら君たち古月一族では、陰盛陽衰とやらか?」


白凝冰は氷のような表情を(かす)にも(くず)さず。


一方の方源は(ひや)ややかな顔色となり、明らかに不快感を()かべた。


百家族長が(なだ)めるように:「こちらは我が族の若手随一(ずいいち)の強者。言葉遣いが無礼でも、どうか大目(おおめ)に見ておくれ」


「とんでもない」方源は口元を(ゆが)めつつ、女族長に向き直った。「戦猎兄こそ(じん)(ちゅう)竜虎(りゅうこ)方正(ほうせい)敬服(けいふく)いたします」


彼の声には複雑(ふくざつ)情感(じょうかん)()められていた。


(やと)われる身としての忍耐(にんたい)(みずか)らの(よわ)さへの無念(むねん)、それでいて()ねた若者(わかもの)矜持(きょうじ)完璧(かんぺき)演技(えんぎ)だった。


白凝冰すら思わず視線(しせん)をそらしたほどに。



百戦猟ひゃくせんりょうひやややかに鼻を鳴らしたが、方源ほうげん胸中きょうちゅうでは嘲笑ちょうしょう渦巻うずまいていた。


百家ひゃっか苦境くきょういたいほどかっている。しかし相手あいておのれ実像じつぞうらぬ。局面きょくめん不利ふりであれ、方源ほうげん確固かっこたる情報優位じょうほうゆういにぎっているのだ。


「この優位性ゆういせいをどうかすかが脱出だっしゅつかぎだ。青銅舍利蛊せいどうしゃりこ吉兆きっちょう――存在そんざいしない古月こげつ大部隊だいたい百家ひゃっか警戒けいかいしているあかしだ。力攻ちからぜめをけ、謀略ぼうりゃくだまそうとしている。この百戦猟ひゃくせんりょうが次の一手なのか?」


言葉遣ことばづかいが露骨ろこつすぎはせぬか」


「もしかれ本当ほんとうに次のこまなら厄介やっかいだ。むしろみずから“弱み”をさらし、にせの“弱点じゃくてん”をしてやろう…」


相手あいて自由自在じゆうじざいわな仕掛しかけさせるよりは、


みずから“つか”をさずけ、ぎゃく主導権しゅどうけんうばかえすのだ。


ふと方源(ほうげん)天幕(テント)(ない)見渡(みわた)し、(ひらめ)いた。


()かいの百蓮(ひゃくれん)()をやる。


じっと見詰(みつ)める時間(じかん)(なが)くなるにつれ、百蓮(ひゃくれん)がその視線(しせん)(かん)()ったか、方源(ほうげん)はサッと()()らした。


(うたげ)(すす)むにつれ、方源(ほうげん)()()れて百蓮(ひゃくれん)(ぬす)()しつつ、しかし(けっ)して視線(しせん)()わせようとしない。


(えん)後半(こうはん)()()かると、頻度(ひんど)()一方(いっぽう)だった。


(ひゃっ)()族長(ぞくちょう)何人(なんにん)かの家老(かろう)(ひとみ)に、この情景(じょうけい)()()けられた。


家老(かろう)たちの眼差(まなざ)しには(おも)(わく)めいた(わら)みが()かんでいた。


少年しょうねん慕情ぼじょうこそ人ののう百蓮ひゃくれんぞくはな古月こげつ若頭領わかとうりょう魅了みりょうされるのもたりまえ


うたげわりをげると、百陌行ひゃくはくこう足早あしばや族長ぞくちょうおとずれた:「あの一幕ひとまく、ごらんになりましたか?」


ひゃく族長ぞくちょう口元くちもとみをかべうなずいた:「いま一つさくろう」


狩猟大会(しゅりょうたいかい)二日目(ふつかめ)(ひゃく)()族長(ぞくちょう)(ふたた)方源(ほうげん)()し、()(かく)(さい)狩猟(しゅりょう)(めい)じた。


方源(ほうげん)焦雷土豆蛊(しょうらいじゃがいも)(もち)いた前回(ぜんかい)(おな)戦法(せんぽう)(さい)爆破(ばくは)し、(つの)()(かえ)った。


族長(ぞくちょう)賞賛(しょうさん)言葉(ことば)()べた(あと)(せい)(ねつ)()褒美(ほうび)として(さず)けた。


清熱蛊(せいねつこ)甲虫(こうちゅう)()(せき)(おも)わす半透明(はんとうめい)(ぎょく)(せき)(しつ)(てのひら)(にぎ)れば、清涼(せいりょう)()(ただよ)う。


(どく)()専用(せんよう)二转治療蛊(にてんちりょうこ)である。


方源(ほうげん)はようやく最大(さいだい)弱点(じゃくてん)(おぎな)()()たのだ。


その(ばん)焚火(たきび)(えん)にて。


「こちらが拙者(せっしゃ)息子(むすこ)(むすめ)でござる。百生(ひゃくせい)百花(ひゃっか)()ってお(しゃく)(もう)()げよ」と百家族長(ひゃっかぞくちょう)()げる。


一卵性双生児(いちらんせいふたご)(あに)(まい)(ちい)さな(からだ)(さかずき)(かか)げ、(こえ)()わせて言上(ごんじょう)した。


百生(ひゃくせい百花ひゃっか」、古月若(こげつわか)頭領(とうりょう)へお(さけ)を」


(かす)かに一礼(いちれい)、その(おごそ)かで()(しつ)けられた()()いは、子供(こども)らしい無邪気(むじゃき)さの欠片(かけら)()せない。


方源(ほうげん)(わず)かに呆気(あっけ)()られ、(おも)わず二人(ふたり)兄妹(きょうだい)仔細(しさい)見詰(みつ)めた。



前世(ぜんせ)記憶(きおく)沿()えば、眼前(がんぜん)(おさな)双子(ふたご)正道(せいどう)双星(そうせい)として、一時期(いちじき)()風靡(ふうび)する存在(そんざい)となる。(つい)には(とも)五転(ごてん)(きょう)(いた)り、百家寨(ひゃっかさい)史上(しじょう)未到(みとう)(たか)みに()()げるのだ。


同時(どうじ)(かれ)らは白骨山(はっこつざん)継承者(けいしょうしゃ)でもある。百生(ひゃくせい)未来(みらい)百家族長(ひゃっかぞくちょう)となる。


(ぞく)(ちょう)()通常(つうじょう)(おや)()()()(そく)継承(けいしょう)される。古月山寨(こげつさんさい)(ごと)く、当主(とうしゅ)実子(じっし)()ない場合(ばあい)は、純血(じゅんけつ)後継者候補(こうけいしゃこうほ)から選抜(せんばつ)される。


(ひと)成長(せいちょう)途上(とじょう)にある。百生(ひゃくせい)百花(ひゃっか)双子(ふたご)未来(みらい)一方(いっぽう)雄傑(ゆうけつ)()るかも()れぬ。だが(いま)この両人(りょうにん)は、学員(がくいん)ですらない(ほど)(おさな)い。


方源(ほうげん)視線(しせん)()()がすと、(ふたた)百蓮(ひゃくれん)焦点(しょうてん)(うつ)した。


うたげつづく。


そのあいだ方源ほうげんかえ百蓮ひゃくれんぬする。


百戦猟ひゃくせんりょう小突こづみをれ、口調くちょう次第しだい露骨ろこつになる。


一方いっぽう百陌行ひゃくはくこうおいである百陌亭ひゃくはくていは、白凝冰はくぎょうひょうぬすていた。






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