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蛊真人  作者: 魏臣栋
青茅山
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第百八十四節:古月一代,五大飞僵

この洞口どうくつぐちはあまりひろくなく、もと赤土あかつちもれていたはずだ。だが今回こんかい血湖ちこなくおおきななみつづけたため、まわりのかべ赤土あかつちあらわれてくずち、湖水こすいそこしずんでいった。


それゆえにようやく洞口どうくつぐち露呈ろていしたのである。


いずれにせよ、この洞口どうくつぐち一縷いちるぼうえる。方源ほうげん即座そくざ方向ほうこうえ、その洞穴どうけつめがけておよすすんだ。


ドーン!


空中くうちゅうふたたはげしい爆音ばくおんとどろく。巨大きょだい爆風ばくふう周囲しゅういしょうげきし、方源ほうげん身体からだごとおもいっきりまえばされた。


「ちくしょう!」とかれ罵声ばせいはなつ。


大量たいりょう赤土あかつちくずちてて、せっかくつけた洞口どうくつぐちふたたふさいでしまったのだ。



鉄手擒拿蛊てっしゅきんなこ


半空はんくう鉄血冷てっけつれいふかいきい込み、時機じき見計みはからいながら右手みぎてをゆっくりとばした。


その眼前がんぜん空気くうき波紋はもんち、黒鉄くろがね巨手きょしゅ現出げんしゅつ――ゆるやかにえてじつ素早すばや血河蟒けっかもうさえつけた。


血河蟒けっかもうはげしくもがき、水濡みずぬれたうわばみ鱗甲りんこうぬめっている。


鉄手てっしゅすべって蛇鱗だりんけ、捕縛ほばく失敗しっぱい。その瞬間しゅんかん金赤きんあか火花ひばなほとばしった。


しかし鉄血冷てっけつれい戦闘経験せんとうけいけん豊富ほうふで、焦燥しょうそうすることもなく――突如とつじょかろやかに上体じょうたいらせ、両颊りょうほおふくらませて血河蟒けっかもうめがけていきけた!


フッ!


漆黒しっこく火油かゆたきのようにそそちた。それが半空はんくう竜形りゅうけいわり、きばつめてながら血河蟒けっかもうく!


油竜蛊ゆりゅうこ


血河蟒けっかもう激怒げきどし、咆哮ほうこうとどろかせながら油竜ゆりゅう千切ちぎろうとする。


黒油くろあぶらりゅう巨躯きょく血河蟒けっかもうけをらなかったが、所詮しょせん四転よんてん虚像きょぞうぎない。またたく間にうわばみたいとらえられ、られる!


それにもかかわらず鉄血冷てっけつれいはむしろ笑顔えがおかべた――その口元くちもとがじわりとわらみをひろげる。



畜生ちくしょう所詮しょせん畜生ちくしょうだ。もし蛊師こし本人ほんにんならば、こんな古典的こてんてきかつ凡庸ぼんよう戦術せんじゅつ見抜みぬけたろう。だが血河蟒けっかもう結局けっきょく飼育しいくされたぎない――蛊師こし意志いし宿やどっているが常識的じょうしきてき知能ちのうたないのだ。


油竜ゆりゅう消滅しょうめつすると、空嚢くうのうない油竜蛊ゆりゅうこにも反動はんどうおそった。


鉄血冷てっけつれいにもかいさない。油竜蛊ゆりゅうこ駆動くどうめるや、つぎ火竜蛊かりゅうこ起動きどう開始かいしした。


「はあっ!」と雄叫おたけびを上げ、筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)の体躯たいくふるわせた。空嚢くうのうからごとあらわれ、みずからのからだからみつきながら炎蛇えんじゃへと変貌へんぼう――その炎蛇えんじゃ飛翔ひしょうし、巨大化きょだいかした!またたく間に鱗甲りんこうまとい、鷹爪たかのつめ鹿角しかのつの馬面うまづら鋭牙えいがそなえ、巨躯きょく火竜かりゅうへと昇華しょうかしたのだ!


この火竜蛊かりゅうこ四転よんてんぎなかったが、血河蟒けっかもうとのたたかいで相手あいていたみでき上げ(あげ)させた。先程さきほど油竜ゆりゅう喰殺くいころしたさい蟒体ぼうたいにべったりんだ大量たいりょう黒油くろあぶらが、この火竜かりゅうとの格闘かくとうられると、たちまち赤々(あかあか)とがった――


血河蟒けっかもう丸焼まるや状態じょうたいあぶくかのごとく!


蛇躯だたいだけではない。黒油くろあぶら湖面こめんにもかびただよっていて、いまはなたれたことで、真紅しんく血湖ちこ沖天ちゅうてんする火海かいへとわった。空気くうき温度おんど急上昇きゅうじょうしょうしている。


火竜かりゅう血河蟒けっかもうてきではなく、幾度いくど致命傷ちめいしょうい、からだは刻々(こくこく)としぼんでいく。だがそのたび火海かいなかもぐ翻転ほんてんすると、体躯たいくふたたいくらか雄々(おお)しさを取りもどした。


この火炎地獄かえんじごくなかでは、火竜かりゅう絶対的ぜったいてきている。


血河蟒けっかもう火竜かりゅうとの組打くみうちは小一刻こいっこくおよび、蟒体ぼうたい継続的けいぞくてきかれつづけた。げたにく臭気しゅうき空中くうちゅう充満じゅうまんした。


血河蟒けっかもう凶暴きょうぼう習性しゅうせいち、圧迫あっぱくされればかなら強烈きょうれつ反撃はんげきせる。しかし今回は、後退こうたいえらばざるをなかった。火竜かりゅう見捨みすて、鮮血せんけつみずうみ深層しんそうかってあたまから突進とっしんしたのである。


ひと万物ばんぶつ霊長れいちょうであり、革新的かくしんてき知恵ちえ宿やどしている。鉄血冷てっけつれい戦術せんじゅつのもと、わずか二匹にひき四転蛊よんてんこが、五转ごてん血河蟒けっかもう退却たいきゃくさせたのだ。


だが天地てんち縮図しゅくずであり、世界理せかいのことわり断片だんぺんめる。血河蟒けっかもう能力のうりょくこそ、まさにこの並外ならはずれた自己再生能力じこさいせいのうりょくだったのだ!


血河蟒けっかもう湖底こていもぐると、まみれのみずなくそのからだ滋養じようし、全身ぜんしんきざまれたきず驚異的きょういてき速度そくどいやしていく。火竜蛊かりゅうこているなら、血河蟒けっかもうはそれ以上いじょう地利ちりめている。この血湖ちこ存続そんぞくするかぎり、それはあやせない害虫がいちゅうすのだ。


方源ほうげんかれた状況じょうきょうはさらに険悪けんあくきわめた。


血湖ちこ水面すいめんひろがる火炎かえん際限さいげんなく拡大かくだいし、猛々(たけだけ)しいほのおしたかれ身体からだねぶるようにあぶつづけた。


天蓬蛊てんほうこ防御負荷ぼうぎょふかはさらにおもくなった。しかし最大さいだい危機ききはそれではない。次第しだいいきさらくるしくなる窒息感ちっそくかんだった!


燃焼ねんしょう大量たいりょう酸素さんそ消費しょうひし、地下ちか空間くうかんはもともとはん密閉みっぺい環境かんきょうであったため、新鮮しんせん空気くうき供給きょうきゅうむずかしい。


方源ほうげん窒息感ちっそくかんを徐々(じょじょ)に感じはじめたのは当然とうぜん結果けっかだった。


油竜蛊ゆりゅうこ火竜蛊かりゅうこ連携れんけい一時的いちじてき血河蟒けっかもうかえせたとはいえ、所詮しょせん時間稼じかんかせぎにぎない。膨大ぼうだい血水けつすいさえあれば、血河蟒けっかもう回復力かいふくりょくおそるべきはやさだ。ふたた襲来しゅうらいしたときには完全復調かんぜんふくちょうしているだろう。そうなれば火竜蛊かりゅうこではかなわない――いや、そんなあさはかな見方みかたをするはずがない。鉄血冷てっけつれい思惑おもわくはもっとふかい……とすればかれしん目的もくてきは……」


方源ほうげんえさかる湖面こめんただよいながら、思考しこう稲妻いなづまのようにはしる。


その推理すいりいたった瞬間しゅんかん背筋せすじこおった。


もしもかれ予測よそく的中てきちゅうしているなら、鉄血冷てっけつれい血河蟒けっかもう一時退いちじしりぞけることですで戦術的意図せんじゅつてきいと達成たっせいしていたことになる。


鉄血冷てっけつれいが求めているのは時間的余裕じかんてきよゆうだ――そしてそうした時間じかん必要ひつようとなるのは、つぎ仕込しこさいかぎる!


たして、次の瞬間しゅんかん――


空中くうちゅうただよ鉄血冷てっけつれい突然とつぜん両腕りょううでひろげ、喉奥のどのおくからおもうなるような咆哮ほうこうはっした!


本来ほんらい四方八方しほうはっぽうおおくす正気せいきめ、全精神ぜんせいしんめて五转真元ごてんしんげん青銅面具せいどうめんへとそそんでいる。


青銅せいどう面具めん次第しだいかがやきをし、はじめは微光びこうぎなかったが、数息すうそくの間にまぶしいほどの翠光すいこうはなつ――それは太陽たいよう欠片かけらごと威光いこうだった。


みどりひかり周囲しゅういらし、天地てんち君臨くんりんせんとするいきおいでわたる。一瞬いっしゅんのうちに赤土あかつち血湖けっこ火海かいまでもが古雅こが碧色へきしょくえられた。


この碧玉へきぎょくひかりおくには、奇妙きみょうちから凝縮ぎょうしゅくされている。


そのちから連鎖れんさのように、岩石がんせきふるはじめ、次々(つぎつぎ)に崩壊ほうかいはじめた。


洞頂部どうちょうぶからは岩塊がんかいひょうのようにくずち、青銅面具せいどうめんかってむ。四方しほう赤壁せきへきからも、膨大ぼうだい土塊どかい重力じゅうりょくさからうようにゆるやかに浮上ふじょうする。


鉄血冷てっけつれい表情ひょうじょうすで青銅せいどうひかりまれている。大量たいりょう山石やまいし青铜せいどう面具めん周囲しゅうい集結しゅうけつし、たがいに凝集ぎょうしゅうう――


泥土でいど岩石がんせきあつまりつづけ、石人いしにん巨大化きょだいかする。


最初さいしょの1メートルから、くるったようにびてさんメートル……メートル……はちメートル……ついにじゅうはちメートルに到達とうたつした!


山岳巨傀蛊さんがくきょきこ


てん巨躯きょく血湖戦場ちこせんじょう降臨こうりんする。


その双足そうそく血湖ちこふかみへじかつ。水位すいいこしたかさまでしかない。体躯たいく極度きょくど雄大ゆうだいで、うでうえ馬車ばしゃはしらせられ、こぶしうえぞうたせられるほどの迫力はくりょくだ。


その顔面がんめんいにしえ面影おもかげとどめ、拡大版かくだいばん青銅面具せいどうめんそっくりだった。


火竜こい!」巨人きょじんこえとどかせると、天地てんちるがすほどの音波おんぱがった。


火海かいなかひるがえしていた火竜かりゅう即座そくざがり、へびのように巨傀きょき右腕みぎうでからみついた。竜頭りゅうとう巨人きょじん右肩みぎかたえられる。


つづいて油竜蛊ゆりゅうこはなたれ、漆黒しっこく油竜ゆりゅうへとわり、巨傀きょき左腕ひだりうでいた。巨大きょだい頭部とうぶ左肩ひだりかたへとあずける。


左右さゆう双竜そうりゅうしたがえた山岳巨傀さんがくきょきこそ、巨神きょしん降臨こうりんおもわせる!


方源ほうげん必死ひっし洞口どうくつぐちおよすすむ。先程さきほどまで巨傀結成きょきけっせいのため赤土あかつちられ、もれていた洞窟どうくつふたた露呈ろていしていたのだ。


戦場せんじょうは刻々(こくこく)と凶暴化きょうぼうかする。洞口どうくつぐちもまた瞬時またたく間に埋没まいぼつしかねない。方源ほうげん一刻いっこく猶予ゆうよできなかった。


火海かい次第しだいおとろはじめ、そのとき血湖ちこが轟々(ごうごう)と逆巻さかまき、てんかんばかりの赤浪せきろうがった!


血河蟒けっかもう湖底こていから攻勢こうせいた。巨傀きょきからだからみつき、ずるずるとはいがる。巨大きょだい蛇頭じゃとう衝城槌しょうじょうついごとく、巨傀きょき顔面がんめん直撃ちょくげきせんとした。


もしこの一撃いちげきまれば、巨傀きょき頭部とうぶ大半たいはん粉砕ふんさいされただろう。


鉄手擒拿てっしゅきんな!」巨傀きょきさけぶと、大気たいきけ、てつ巨手おおてあらわれて蛇頭じゃとうらえようとする。


ドン!という轟音ごうおんひびく。鉄手てっしゅは粉々(こなごな)にくだちたが、血河蟒けっかもう攻撃こうげき一瞬いっしゅんまった。


鉄血冷てっけつれい一息ひといきつくに、巨傀きょき両手りょうて前後ぜんごから血河蟒けっかもう体躯たいくらえた。


油竜ゆりゅう火竜かりゅううかがい、血河蟒けっかもうおそいかかる。双龍そうりゅう合流ごうりゅうして猛烈もうれつ炎壁えんぺき形成けいせいし、蟒体ぼうたいくす!


血河蟒けっかもういたみに絶叫ぜっきょうかえし、必死ひっし脱出だっしゅうこころみる。しかし今度こんどは、鉄血冷てっけつれいがやすやすとがすはずがない。巨傀きょき両腕りょううでてつかせごとく、物狂ものぐるいでつづけるのだ!



血河蟒けっかもううしなった。蟒体ぼうたいげ、焦肉こげたにく臭気しゅうきただよう。窮鼠噛猫きゅうそこうびょうしたへび修長しゅうちょうからだふたた巨傀きょきからみつき、強靭きょうじん筋肉きんにく圧縮あっしゅく開始かいしした――絞殺攻撃こうさつこうげき本領ほんりょう発揮はっきするのだ!


巨傀きょき山岩やまいわ構成こうせいされているとはいえ、素材そざいとなった赤土あかつち本質的ほんしつてき柔軟じゅうなんだ。血河蟒けっかもうけにい、腰回こしまわりがみるみるほそくなっていく。


ゴゴゴッ……


岩盤がんばんきしおとともに、砕片さいへんる。


脅威きょうい血河蟒けっかもう尋常じんじょうならぬちからかせた。


方源ほうげんがやっとのこと洞口どうくつぐちふちけた瞬間しゅんかん巨傀きょき口元くちもとからおとすうこえた。


鉄血冷てっけつれい持病じびょう再発さいはつしたのだ!


巨傀きょき両手りょうて握力あくりょく刹那せつなゆるんだ。


血河蟒けっかもうするどいななき、蟒体ぼうたい猛然もうぜん前進ぜんしんした――距離きょり一気いっきおおきくめた!


巨傀きょき両手りょうてさらつよげる。血河蟒けっかもう巨大きょだいくち限界げんかいまでひらき、するどきばいた。蛇頭じゃとう狂乱きょうらんしたようにすぶりまえびるが、あとわずか一尺いっしゃくらずとどかない。


血河蟒けっかもうけた反撃はんげきじつむすばず、次第しだい力尽ちからつてるかけたごろ……


そのとき血湖ちこ水面すいめん不気味ぶきみ血霧ちぎりった。


血狂蛊けっきょうこ!」方源ほうげん警戒色けいかいしょくはしる。あわてて洞口どうくつぐちのぼり、奥深おくふかくへ移動いどうした。


血霧ちぎり急速きゅうそくひろがり、血湖ちこ表層ひょうそう火炎かえん完全消滅かんぜんしょうめつする。


血湖中心ちこちゅうしんうずしょうじた。


うずはみるみる拡大かくだいし、はじめは一点いってんぎなかったものが、瞬時またたく間に周壁しゅうへき全域ぜんいき波及はきゅうするいきおいだ。


古月一代こげついちだい、ついに我慢がまん限界げんかいか……」巨傀きょきひややかな鼻息はないきらす。


うず中心ちゅうしん突然とつぜん波濤はとうがった。湖面こめんよりじゅうメートルも高い。


血浪けつろうなかから、真紅しんく縦長たてなが巨大きょだい棺桶かんおけがゆっくりと浮上ふじょうして姿すがたあらわした。


「ウッフッフッ……」かわいて不気味ぶきみわらごえひつぎかられ、もの悪寒おかんはしらせる。


小僧こぞうよ……大業たいぎょうはばもうとはな?みずかまねいたのだ、いまここで成仏じょうぶつさせてやろう!」その言葉ことばわらぬうちに、棺蓋ふたがドカンとんだ。なかからからびた死体したい露見ろけんする。


かおきばき、のようにあか長髪ちょうはつふかくぼんだ眼窩がんかには、えかけた炭火すみびのようにかげった双眸そうぼうひかっている。


全身ぜんしん皮膚ひふはなく、ほそれた筋肉きんにくあらわな白骨はっこついていた。それはからびており、ものもよだつおそろしい姿すがただった。


小僧こぞうなんじには重傷じゅうしょうっているのに、よくもわれ挑発ちょうはつできたな……かならたまう!」ばなし発言はつげんするが、口元くちもと微動びどうだにしない――腹話ふくわのように腹部ふくぶからひびこえだ。


かれ言葉遣ことばづかいはあきらかに、ほぼ千年せんねんまえ古人こじん口調くちょういでいる。


五転血鬼尸蛊ごてんけっきたいこ!?まさかかれしん古月一代こげついちだいなのか?」方源ほうげん心中しんちゅうには驚異きょうい去来きょらいしたが、動揺どうようはしない。


この神秘しんぴちた世界せかいでは、数百年すうひゃくねんつづける蛊師こしけっしてすくなくない。もっと正統的せいとうてき寿命延伸法じゅみょうえんしんほうである寿蛊じゅこほかにも、いびつ方法ほうほうてんした永劫えいごう存続そんぞくするみち存在そんざいする。


たとえば二転にてん游僵蛊ゆうきょうこだ。


この長期使用ちょうきしようすると、蛊師こし完全かんぜん僵屍キョンシーするが、定期的ていきてき生血なまち吸収きゅうしゅうすれば活動的かつどうてき永遠えいえんびられる。


眼前がんぜん古月一代こげついちだいは、まさにこの術法じゅつほう駆使くししている。


血鬼尸蛊けっきしたいことは游僵蛊ゆうきょうこ五転ごてん到達とうたつ重要じゅうよう分枝ぶんしであり、修罗尸しゅらたい天魔尸てんまたい夢魘尸むげんたい病瘟尸びょうおんたいならしょうされる五大飛僵ごだいひきょう一角いっかくだ。


寿蛊じゅこ得難えがたいため、一代いちだいみずか血鬼飛僵けっきひきょうへの変生へんせいえらび、


この自葬じそうしたのだ!





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