1 異世界転生
これはリメイクです。大きく変わっている部分もあるので、ご了承ください。
俺は目を覚ます。
そこは西洋風の建築の部屋だった。
俺は周囲の状況を確認しようとして、首を振ろうとする。
しかし、首がうまく動かない。
俺は何とか自身の体を見る。
ああ、どうやら俺は赤子になっているようだ。
先程首がうまく動かなかったのは、首が座っていなかったようだ。
つまり、俺は生まれ変わったみたいだ。
すると、俺の体が持ち上げられる。
そして、視点が高くなったことで部屋の中の状況がつかめた。
俺の周囲には複数人の大人がいた。
その中でも父親らしき人物に抱きかかえられている。
「S?C`C*+DOW=D~|GD*S_D+PC{S~」
その父親らしき人物は訳の分からない言語を話していた。
俺はこれでも様々な国の言語を会得していた。その俺の知識の中にも該当しない言語だ。
恐らく、ここは別の惑星か別の世界なのだろう。
俺がそんなことを考えていると、俺は父親らしき人物から母親であろう人物に渡された。キレイな銀髪をしている女性だ。その女性は出産の影響かぐったりとしている。
俺がある程度周囲の状況を把握したとき、いきなり強烈な睡魔が襲い掛かってきた。
どうやら、赤子の体力ではこれ以上起きていることができないようだ。
そうして、俺の意識は闇に落ちていった。
―一年後―
あれから、俺は言語習得に励んだ。
結果、俺はわずか一年程度でこの国の言語形態を理解した。
この国の言語形態は日本語と英語の複合のようなものだ。
基本的な話の形は日本語と似ているが、単語一つ一つは英語のような形になっていた。
そのせいで単語の意味をそろえるのに時間が掛かってしまった。
言語をこんな簡単に理解できると思っていなかったが、人間必要になればなんでもにできるのだろう。
俺はそんな感想を抱いていた。
―二年後―
それからまた二年。
俺は、三歳になるまでの間俺はこの国・世界についてのことや周囲の人間関係。それらの情報を集めた。
それによってこの世界が、異世界であることが分かった。
なぜ、そう断定できたかと言うと。それはこの世界には魔法と言う物があったからだ。
俺のいた世界には少なくとも魔法はなかったはずだ。
そして、この三年間で俺の周囲の人物や俺の立ち位置を理解することもできた。
まず、俺の立ち位置についてだ。
俺はカイヤナイト伯爵家と言う貴族の家系に生まれたこと。そのカイヤナイト家の三男であるということ。名前をフォンと言うこと。カイヤナイト家の第二夫人の子供であることだ。
また、俺の家族構成だが、俺には四人の兄姉がいるようだ。そして、二人の母親と一人の父親がいる。
夫婦仲はとてもいい。と言うかちょっと軽く引くくらい仲がいい。
兄姉同士も関わる回数は少ないが、仲は悪くない。
非常に恵まれた家庭に生まれたものだ。
・・・俺にはこの世界で一つずつ目的と目標ができた。
世界最強に成る
そうしなければ、―――なってしまうから。
リメイクを書いていくのはとても楽しいですね。過去の自分が作った流れをうまく活用して、不要な部分を消して、新たに追加したりすることはとても面白いです。
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ご朗読ありがとうございました。