表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
777(スリーセブン)から始める異世界生活  作者: セブンファイアーフラワー
1/2

以外にも俺には事故で死んだこと以外には運が味方してくれるようです

初めまして!!

のんびりと書いていきます。よろしくお願いします。

大音量が回りを支配し辺りを見渡せばいたるところでまぶしく感じる光が発生していた。パチンコ店だ。

俺はスロット機ピエロ君に座り、当たりを伝えるファックランプが光るのが今か今かと待ち続けていた。

下皿のメダルがなくなると貸し出しボタンを押しメダルを借りる作業を繰り返ことはや2時間いまだに当たりは来ない。隣の爺さんが座っている台は気づけば2箱分のメダルが出ているではないか・・・・。

「うーん。ボーナス支給時期は回収されるなぁ・・・・」ついつい心の声が口から洩れてしまう。

しかし洩れたところで誰も気にはしない。それもそのはず、店内から流れている大音量の音楽と機械か出される大音量でぼそりと出て声はかき消されてしまう。

そんなことを考えながらも下皿からメダルを取り出そうとした。しかし取り出そうとしてもメダルがつかめない。下皿を見ればメダルがなくなっていた。メダルを追加しようと貸し出しボタンを押すもメダルが出てこない。クレジットの残価もなくなっていた。ポケットから財布を取り出し中を見ると既に財布の中にはレシートのみとなっていた。

(はぁああ。ボーナスの半分消えちまったよ・・・。今月の頭から負け続け早15万の負け・・スロット引退しよ)心の中でそう思ってします。しかし辞める辞めると言い続けはや数年辞めれないのである。

一度大勝ちした際のあの気持ちよさ。大量の出玉を盛った際の周りからの視線。大負け状態から巻き返しの興奮。どれも一度味わうとやめられなくなってしまう。

既にボーナスの大半をギャンブルにつぎ込んでしまっているが、いまだに勝ちはない。

今日はもう帰ろうと腕時計を見ると昼の1時。忘れ物がないかを見渡し、席を離れた。

(あーあ、今月は一度でも勝てるのかねぇ・・)先ほどはやめると考えたのにもう次のことを考えている。

やっぱり俺はダメな人間だ・・。まぁそれが俺だ。まぁ負けたことを悔やむより前を見て進もう。

しかしやはり負けたことが悔しいので周りに同じように負けている奴がいないかと出口に向かいながら

周りを見渡してみる。・・・・・どいつもこいつもドル箱を重ねやがって。(俺だけか、今日は俺だけ負けてるんのか)そう思ってしまうほど、今日の店内は盛り上がっていた。周りを見れば見るほど悲しくなってしまうため俺は足早に出口へと足を進める。

出口へと着き、少し後ろを振り返った。( 別の台なら・・別のだいなら勝てるのか・・・ならATMで金を下ろして・・・・・) やめておこう。そうやって何度も負けてきた。ときどきそれで勝ったこともあるが大半は負けた。だからやめておこう。後ろ髪をひかれながらも俺は自動扉から店外へ出ようとした。

突然だがパチンコ店は基本入り口は2つの自動扉で構成されている。音が洩れない為であろう。

1つ自動扉を出るともう一つ外へ出るための自動扉が存在する。

しかし1つ目の扉を出ると正面に出てきたのは白い軽自動車。

(あれ?何で自動車が目の前にいるんだ???)気が付いた時にはもう遅かった。

段々と俺の正面に向かってくるではないか。しかもなぜだろう、白髪の男の運転手は笑っているではないか・・・。(あぁ、俺死ぬのか・・・・。しかもパチンコ店に笑いながら突っ込んでくる糞野郎にひき殺されて・・・。ついて無いなぁ、ほんとついてない。今月の俺って過去最高について無いなぁ。

まぁ俺ごときが死んだところで何も変わらないか・・・。せめて生きてる間にかわいい彼女や嫁さんが欲しかったなぁ・・)そう考えてくる間にもどんどん自動車が近づいてくる。ドンッ!!

鈍い音が響き、歩いてきた方向に吹き飛ばされる。痛いなぁ、そう考えているうちにだんだんと意識が失われていく・・・。



「・・・・起きてください!!起きてくださいってばあ!!!」

何か声が聞こえるなぁ。目を開けるとそこには銀髪の少女が俺を揺っていた。

「やっと起きてくれましたね!!」

銀髪の少女は俺に笑顔を向けた。






評価などしていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ