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有名税

作者: FrRolla

ふと有名税という言葉が出てきたのでそれを題材に書いてみました

『有名税』


それは知名度のある人物が払う、国が定めている税金である


国というよりも世間がといったほうが正しいのかも知れない


有名税は実態がなく考えるのが難しいが


メリットにもデメリットにもなる一部の人に付与された諸刃の剣である


メリットは仕事が増え人脈も増え金も増え人がよってきて自己承認を皆がしてくれることだろう


凡人がほしがる羨ましいということがすべて手に入るそれは一般人には味わえない贅沢が得られる


しかしデメリットもある


簡単に言えば今のメリットの逆がいつ起こるかわからない自分の不用意な言葉1つでキャリアが無くなる事もある


そんな有名税を抱えた人が一人...


そのオトコはNと名乗り話を聞かせてくれた、自分が有名だった時期そして転落


安定とは真逆の常人では耐えられない地獄を...


彼はごく普通にエリートの道を歩いた、すべてが1番で大学も国内国外と渡り歩きその中で起業し社長となり


卒業後すぐに会社を軌道に乗せまさに天才の言葉が合うような人間だった


その中でマルチに活躍し、音楽、作家等数えたらきりが無いほど活躍して莫大な金を持っていた


そして彼は慎重だった、これ以上にないくらいリスクを管理していた


しかし、ここで有名税が彼に突き刺さった、簡単に言ってしまえばスキャンダルだ


相手は何かと悪いうわさを聞く女優だった、彼女とは今日たまたま仕事で一緒になり帰宅するとき


一緒に出てきたというだけだったがそれがマスメディアの目に留まった、そこから彼の人生は狂いはじめた


その女優が彼にされた事として暴露本を出版した、彼にされたとされるありとあらゆる事が書き連ねられていた


もちろん彼女とは何も無い、でたらめだと声を上げたが有名になりすぎた彼はノイジーマイノリティとされる


アンチから様々な嫌がらせを受けはじめた、彼は挫折を知らずすぐにメンタルが死んでしまった


一度お金という解決をしてしまいそこからすべての財産が持っていかれてしまった...


彼はこう話今は田舎で療養しているという


彼はそのことを簡単に説明していたが当時を知っている者からすると全く別人になっていた


痩せこけ目に光は無かった、そして彼は最後に語った...


『有名税に殺される人間は少なからずいる』

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