表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/25

6話 ごめんなさい

「おらあ、何やってんだよお前ー!」

「ぎゃん」


つけっぱなしのテレビ。

特集・知られざるペット虐待。


「イライラするしー。 ストレス解消なんですよねー」

モザイクの女、へらへら語る。


出演者が深刻な顔でコメント。 心にちくちく刺さった。

私ここまで酷くない。

でも叩くいた、怒鳴った。


涙がほろほろと。

そんなに責めないで。

好きでこうなったわけじゃない……!


涙を袖でぬぐう。

すると聞き慣れた足音。 とたとた。 連なって重なって。

気になり顔をあげた。


犬たちが集まっていた。

そっとよりそう者、顔をなめようとする者、お気にの玩具を持ってくる者。


心配してくれてるんだよね、それ。 さっきテレビで知ったよ、ようやくね。

「ごめんね、いいお母さんじゃなかったね。 これから頑張るから……」


抱きしめたのは久しぶりだった。

お目通しありがとうございます。


次回も明日更新です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ