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14話 私は悪くない。

「なぁにや っ てん のお?」


変だと思った。

物音がするから夜中起きてみたら、案の定。

親犬2匹そろって、アレに餌を与えてた。

こっそり口に含んでいた餌を、倉庫の隙間から放り込んでさ。


私の大嫌いな黒い "アレ" に肩入れするバカ犬……!


こいつら一体どうしてやろうか……と考える間もなく、勝手にふっとんでいく親犬2匹。

ん? いや、私が蹴ったのか。


"アレ" も弧を描きとんでいく。門の外にとんでいく。

「二度と帰ってくるな!」


アレから勝手に出て行ったんだ。

私は悪くない。


お目通しありがとうございます。


行動と認識のズレを表現したかったのですが……作ってる方は面白かったです(汗)


明日も更新します!

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