第ニ話 疲れたや
現在俺は街に戻っていた
理由としてはあまりにも知らなすぎるからだ
ヴァレスの情報については何も調べていなかった
何も知らない状態でプレイするのが面白い
だから何も調べずにプレイしていたがこのままでは”詰む”そう思った俺は掲示板でとあることをつぶやいた
結果として俺に弓使いとして軽くレクチャーしてくれる奴を見つけた
俺の目の前にいるこの男
金髪に白い鎧、見た目だけで言えば勇者みたいな恰好をしている
「ここじゃなんだから近くのカフェに行こっか。もちろんお金は僕が持つよ」
凄いイケメンオーラが駄々洩れしている
こいつ俺が苦手なイケメン、優しい男かも
こういう奴苦手なんだよな
人は悪い所があるのがいい所でもあるが
悪い所がなさそうな奴は何考えてるか分かんねぇ
まあ深読みのしすぎか
カフェに着き飲み物や食べ物が着いたと同時に喋り出した
「それで掲示板で軽く話した通りだけど、今回は弓使いの初歩的なことについて聞きたい、ってことでよかったかな」
「はい」
「はは、敬語じゃなくていいよ。それとまだ自己紹介がまだだったね。僕の名前はシンヤ、よろしく」
「俺はカキ、よろしく」
「よろしく、じゃあ説明していこうか。弓使いとは主に中衛、後衛、そして時には前衛を担当する職業と言うのは理解しているかな」
「ああ」
「主にサポートがメインの職業だね。けどちゃんとメインも張れる職業でもある。でもあんまり増えない職業の一つ、まあ理由としては簡単だね。弓使いは難しすぎるだよ。エイム補正がない、お金がかかる、ステータスの割り振りが難しいなどけっこう色々あるんだよね」
「確かにな、だがお金をかかるとはどういうことだ。もしかして矢に関しては全部アイテムショップで買えと言うことか?」
「う~ん、半分あってて半分間違っている、って感じかな。大多数のプレイヤーは確かに矢はアイテムショップで買ってることが多いね。けど残り少数のプレイヤーは素材を自分で集めて自分で矢を作っているんだ」
「自分で作れるのか」
「そうだよ」
「おすすめはどっちなんだ?」
「う~ん、僕は弓使いじゃないからどっちがいいかとかは分からないけど弓使いの上位陣は自分で作るプレイヤーの方が多いね。一度話を聞いたときは矢の一本、一本のお重みが違うから集中力が上がるとか、けどそれは人によると思うけどね」
「確かにな」
「因みに矢を作りたい時は宿をとって自分の部屋にクラフト台があるからそこで作れるよ。クラフトレベルが存在するけどね」
「クラフトレベル?」
「クラフトレベルは最初みんなLv1からなんだけどこれを上げるとその場にいなくてもアイテムを作ってくれるんだ。簡単に言うとLv2になったら素材さえあれば矢を自動で作ってくれるってことだね」
「どっちにしろ面倒だな」
「そうだね」
「けど俺は決めた、俺は自分で素材を集めて矢を作ることにするよ」
「いいんじゃないかな」
「確か矢を作る素材も売っているんだよな」
「うん、売ってるよ」
「分かった。じゃあまずは素材を買ってクラフトレベルを上げるところからだな」
「頑張ってね。・・・聞きたい話はこれぐらいかな」
「う~ん、特にないが何か知っておいた方ががいいことってあるか?」
「知っておいた方がいいことか、・・・じゃあこのゲーム、ヴァレスのひとまずの区切りについて聞くかい?」
「・・・ああ」
「了解、ヴァレスのひとまずの区切りそれは天魔対戦でどちらが勝つことかな」
「なんだそれ」
「ヴァレスのストーリーについては知っているかい」
「ほんのに軽く程度なら」
「オッケー、じゃあ改めて説明するね。ヴァレス今の状況はは天使と悪魔の軍勢が戦って両者相打ちになった世界。だが相打ちになったのは大多数で一部は生き残っていた。お互いの大幹部四将軍。と言っても名前を一部しか名前を知らないけどね」
「聞いていいのか」
「それはだめなんだ」
「・・・どうしてだ」
「僕こう見えてガチ勢クランに入っていてね、初心者案内はしてもいいが自分で調べたら出てくる情報をぺらぺらと話すな、って言われてるんだ、次が育たないとか言って」
「そこは自分で調べろと」
「そういうこと、と言ってもネットで調べたら大体の名前は出てくるけどね」
「気が向いたら調べとく」
「それがいいと思うよ。話がそれたね、その四将軍を倒したらたぶんラスボスが出てくると思うからそいつを倒したら終わり、それで一区切りかな」
「だいぶざっくりしてるな」
「一年も経ってるのに全然一体も倒してないからね、まず情報が全然ないんだよ」
「まあ大体は分かったよ。ありがと」
「最後にフレンド申請していいかな」
「ああ」
「ありがと・・・今日は楽しかったよまた会えるといいね」
「ああ、改めてだがありがとな」
「ばいば~い」
カフェの入り口で解散した後にシンヤの隣に誰かが見えたが俺には関係ないことだ
「何やってたのシンヤ」
「あ、アヤちゃんだ。別にただ初心者案内してただけだよ」
「・・・珍しいね。シンヤが初心者案内してた時ってヴァレスが始まって間もなくの時でしょ、なんで今頃初心者案内なんて」
「だって弓使いだよ、珍しいじゃん」
「確かにね、けどあの職業は大体長続きしないって知ってるでしょ」
「そうだね、けど今回は違う気がするんだ彼は、カキくんは」
「どうしてそう思うの」
「聞きたい?」
「早く話して」
「はは、昔ねちょっと知ってる名前を別のゲームで見かけたんだよ」
「別のゲーム?」
「うん。アヤちゃんが嫌いなゲームPvPのゲームでなんだけどずっとトップ帯にいたプレイっやーがいたんだよ、その名前がカキ、って言う名前なんだよね」
「名前が一緒だけだったらどこにでもいるでしょ」
「そうなんだよ、だから僕も最初は半信半疑だった、けど姿を見たとき確信したよ。やっぱりってね、カキくんは姿をねあんまり変えないんだよ、自分でも言ってた。だから分かった。そしてカキくんと確信したときこの止まった物語が動きだすと思った、だからかな、思ってたよりも長く話してしまった」
「そして待ち合わせの時間に遅れて私が来たと」
「ごめんね」
「最後に一つ、この一年の間動かなかった物語が彼の手によって動くと思った理由は何」
「それはねカキくんが強いからだよ」
「・・・そう見えないけど」
「確かにね、別ゲーの時とも武器が違う。けど僕には分かるカキくんが物語のキーになるって。まあ半分以上は感だけどね」
「はあ、・・・期待しないで待ってる。それよりも今は早く集合場所に行こ」
「そうだね」
二人の姿を見て周りがざわつき始める
「お、おいあの二人って、攻略組の現トップと言われてる勇者シンヤと剣聖アヤじゃねぇか」
「どうしてそんな大物がここに?」
「しらねぇのかここはあいつらの拠点がある場所だ」
「そうなんだ」
なぜか周りが少し騒がしいがそんなことは無視して俺はアイテムショップに向かった
矢を作るには最初は鉄と木が必要らしい
だからその二つを買って宿屋に向かった
「はあ、・・・疲れた」
宿に着くと布団に寝ころびながらそうつぶやいた




