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第七話

 なんかわからないけどお父様が苦しそうな声をあげたから何かあったと思って、扉を開けたら変態がいた。うん。なんかもう思い出したくないな……。この記憶は一生封印しておこう。うん。そうしよう。

 そんなつまらないことを考えながら1日が過ぎた。マリアからもお許しが出たので今から光る強面に肉の焼き方を教えようと思う。その後に訓練だそうだ。


「さぁ!ガーディン!肉の焼き方を伝授するから目ぇかっぽじってよ〜くみててね!」

「おう!……ちなみにエプロンがめっちゃ高級そうなんだが……なんでだ?」

「ふふん!よくぞ気づいた!これはホコリが入らないようにするための特注品なのである!へんた…んん゙っ、お父様に頼んだの」


危ない危ないお父様のことを変態だと言いそうになった。にしてもこのエプロン本当に着心地いいな……。前世でもこんなの欲しかったな。……こっそり見た領収証の額が見たことない0の数だったことは忘れよう。


「……前々から思ってたんだがエプロンってホコリご料理に入らないようにするためにつけるんじゃないぞ?」

「………え?」

「エプロンは服が汚れないようにするためのものだが……ずっと勘違いしてたのか?」

「……何も聞いてない何も聞いてない何も聞いてない……」


うん。私はそんな勘違いしてないよ?だって、ね?埃なんて空気中にどこにでもとんでるし?そんなことしってるし?別にそんな勘違いしてるわけじゃないし?うん。


「神聖な俺の厨房で変な自己暗示をかけないでくれよ……というか体調はもう大丈夫なのか?」


体調心配してくれてるの優しい。好き。


「おかげさまでもう元気!元気すぎて困っちゃうぐらい……元気いる?」

「いやいらねぇよ」

「1元気100ギルだよ?」(1ギル1円)

「金とるのかよ」

「もちろん!私の元気あげるんだからそれぐらいの対価は、ね?」

「怖ッ……にしても貰えるなら本当に欲しいもんだ。三日前ぐらいからずっと疲労が溜まってんだよな」

「三日前かぁ…私が元気奪ってるとかね!」


ちょうど私が魔法を使って倒れた日だな。いや〜懐かしいね。またやってみたいものだ。絶対に嫌だけど。


「そんなことあるわけねぇだろ!もっとましな冗談言ってくれよ」

「だよね!あっはっはっはっはっ」

「ほんとだぜ!はっはっはっはっ」

「………フラグがたちそうだったから肉の焼き方教えるね?」


私がチートとかそんな設定だったら殴るよ??誰かを。


「フラグが何か分からないが……そうだな。これ以上言ってたらまじでおこりそうだぜ。」

「それをフラグっていうねん」


なんで話題変えようとしてんのに掘り返すの。


「今日は嬢ちゃんに全部任せるが……いいか?」

「もちろん!でもまだ力がないから力仕事はは任せてもいい?」

「言われなくても元々やる気だったぜ」


あらイケメン。惚れちゃう。


さっき冷蔵庫に生姜みたいなものがあったから味見してみた。めっちゃ生姜だった。あれを生姜と言わずなんと言うってぐらい生姜だった。なので今回は前世でいう生姜焼きなるものを作ろうと思う。じゃあまずは豚肉……。


「どれがどんな肉?」


ただ生姜(仮)があったから生姜焼きを作ろうと思ってしまう私の単純な思考回路がたまに嫌になる。でも1回きめたら曲げたくないの。分かって?


「嬢ちゃんの左にあるのがミノタウロスの肉、真ん中がオークの肉、右にあるのがコカトリスの肉だな」


おっとどうしよう。この世界来てまだ5年なのにどれがどの肉なのかすぐ分かっちゃう。ありがとう、異世界漫画。


「じゃあオークの肉を使おうかな他の調味料は……とりあえず全部なめるか」


10分後。

「うっし!どれがどれかだいたいわかった!さぁつくるぞー!」

「やっとか……」

「あ、あの緑の葉っぱ(見た目キャベツ)切っといてくれる?」

「あぁわかった」


それじゃあキャベツらしきものをガーディンに任せようまずボールの中にコショウ、油、砂糖、お酒を合わせておく。(全部それらしきもの)

 生姜焼きって厚切り派と薄切り派がいるんだけど私は薄切り派なので薄切りで切っていこう。そしたら食べる時に柔らかく、食べやくするために両面を軽く叩いて……塩コショウを肉の両面に軽くまぶす。

「切り終わったぞ」

「ちょうどいいタイミング!ガーディンよく見ててね!」


フライパンに油をひいたら豚肉……おっといけない

、オークの肉を入れて強火で焼く。この時にに最初合わせておいた調味料たちを入れていく。


「このお肉は薄いから片面に良い焼色がついたら時間とか関係なくすぐにひっくり返してね!」

「お、おうわかった」


お肉は水分!自分の心に喝を入れて焼いていく。

さっきの調味料たちをお肉に絡めたら、最初に切ってもらったキャベツの隣において……。


「完成!」

「おぉ!肉がうまそうな色してるぞ……?!」


そんなに驚かんでも。


「じゃあガーディンあとは任せた!」

「え?これ、俺が焼くっていうのか?」

「うん、そうだけど?」

「うん、そうだけど?じゃねぇよ!無理だろ……」

「じゃあ私訓練があるからー!あ、お肉は食べていいよー」


ばいばーいと手を降って厨房をでていく。はやく部屋にいってエプロン脱いで着替えなくちゃ遅れる。

その時厨房のほうから


「うめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


って声が聞こえたのは気の所為ではないだろう

更新遅れてすいません。

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