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87 夜のおつまみと団欒をする

土曜日の夜。

本日の夜のおつまみは

鳥の唐揚げと梨を剥いた。

鳥の唐揚げはマヨネーズとケチャップを混ぜた

オーロラソースで食べてみることにした。

それとは別に

オーロラソースにみじん切りにしたらっきょの酢漬けを混ぜた

『オーロラタルタルソース』も作っておいたのである。

この2つのディップソースで

夜のおつまみ

『鳥の唐揚げ』を美味しく彩っていくである。


3人は全員

このディップソースと鳥の唐揚げに舌鼓を打つのである。

ユーミルは鳥の唐揚げでも特には悪阻は起きなかったので安心である。

悪阻はやはり人も魔獣もそれぞれ違うのだと言うことが分かった。

それだけでも十分である。


「嫁ちゃんの料理は本当に美味しいから……妊娠してても食い意地張っちゃう」

「食べれるうちは身体に入れるのが1番だ。健康な赤ちゃん産んでくれよ」

「はーい!初出産頑張るよ」

「この場合我が君が父親になるのでしょうかね?」

「どうなんだろう」

と俺は思った。

父性は感じてるんだけどどうなのであろうか?

実際には、俺は生殖に携わった訳でも無いのだ。

専門家が居てくれるといいんだけど。


「兄貴!このディップソースどっちも合うねぇ!!」

とエリクスが言う。

まあ、揚げ物は基本酸味があるディップソース系は合うからなぁ。

だから

マヨネーズ、ケチャップ、そしてらっきょの酢漬けを用意して

ディップソースを作っておいたのである。

それを肴に夜のおつまみを食べ

テレビを観ている。


本日のテレビ番組は

『万引きGメンの事件簿』という2時間ドラマである。

スーパーの万引きGメンを務めている主人公の女性警備員が織り成す人情物だが

その中で繰り広げられる万引き犯人とそして

何故万引きをしてしまったかの経路と殺人事件で謎も深まるという話である。


前半から3人とも真剣に

万引きについて学びを得て

「兄貴……俺絶対に盗みはしない!」

「私も食べたいからといって盗んで手に入れたりはしません」

「僕もしない!」


子供には教育面的には前半はいいけど殺人事件はまた別だよねって話だけど

それも真剣にみて

「犯人さん……きっと何か事情はあったんだろうね……でも……理由はどうであれ『命は簡単に奪ったら駄目だよね』」

とユーミルが言う。

俺はユーミルのその言葉を聞いてユーミルをそばに寄せて目を閉じ頭を優しく撫でる。


エリクスも俺のその行動にエリクスもユーミルのそばに行って頭を撫でる。

メセタもユーミルに顔を近づけてすりすりする。

「もう!なんなの?皆して」

でもユーミルは笑顔であった。

ユーミルの声はエリクスにはきゅいきゅーとしか聞こえてないがそれでも分かるのだろう。

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