78 生ジュースのご賞味
生ジュースを作成することにした。
そしてそろそろ肉まんも食べられそうな感じだろうか?
電動ジューサーに入れた果物の果汁がある程度機械に貯まってくる。
注ぎ口にコップをセットしてスイッチを押すと生ジュースがコップに注がれていく。
その出てきた生ジュースに3人はごくりと喉を鳴らす。
かくいう俺もコップに注がれていく生ジュースに涎が出そうになる。
まずは誰が飲むかを決めることにする。
「「「最初はやはり我が君(兄貴、嫁ちゃん)!!」」」
と言われる。
なんで??
と思っていると
「やっぱ提案者だし発案者だから最初の1杯目は飲む権利があります」
とメセタが言う。
それを伝えると
2人が納得する。
(ごくり……なんかすごく緊張する……普通に飲むだけなのになんでこんな緊張すんだよ……俺!……しかもこれってさ……見られているって言うのも原因なんだろうか?)
あー、どきどきが収まらねぇ!!
こういう時って確か人っていう字を確か手に書いて飲むんだっけ?
と思い俺は、自分の手に『人』を書いて飲んでみる。
少しだけ緊張が解れたような感じがした。
(よし!飲むぞ)
コップを持ち口に近づけ
飲んでいく。
ごくりごくりと喉がなる。
そして
「ぷはぁ!!」
と俺は声を出しコップをテーブルに置く。
「どう?」
「どうです?」
「どうなの?」
と声が掛かる中俺は
「甘くて軽く酸味あってめっちゃ美味しいー!!」
と俺は声を高々に言った。
それを聞いた3人は涎を口いっぱいに溜める。
そしてメセタ用の深皿、ユーミル用の皿、そしてエリクス用のコップに出来上がった生ジュースを注ぎ
飲んでもらうことに。
そして3人は
声を揃え
「「「美味しい!!!」」」
と声を大にして言ったのである。