77 肉まんが出来るまで寛ぎ時間である
現在、蒸し器にて肉まんを蒸している状態である。
蒸し上がるまで約15分ほど掛かるのでそれまで皆で寛ぎタイムをすることに。
「そういや……今俺が考えているこれは料理というか飲み物なんだが『生ジュース』ってのを作成しようと思っているんだ」
この会話に3人が
「「「『生ジュース』!?それなに!?」」」
と3人が揃って言う。
「見事なまでに三重奏だったぞ」
と俺いう。
3人は顔を合わせ照れ隠しする。
(照れてやがる)
「『生ジュース』ってのは果物の果汁で作るジュースで搾りたての状態のまま提供するドリンクの事なんだ」
と説明をする。
3人は
ふむふむと聞いてくる。
「で、今現在『葡萄、梨、りんご、バナナ』がある訳だ。それらで4種と果実果汁の生ジュースを作れる」
「「「ほう!!」」」
「だが」
「「「だが?」」」
「それらを全て混ぜたとして美味いかというと正直なはなし分からん」
「「「ふむ」」」
「だから……試作品をいくつかやって結果を出そうと思うんだが……。」
俺のこの発案に3人は
「「「いいと思う!!」」」
と言ってくれたし
メセタは
「これクリプト商会の会長も目に付けるんちゃうの?」
「そうだな……1度試作品の生ジュースをゾニルフさんにも試飲してもらって今後作り方を提案して商会経由で商品化でもいいかもしれないな」
という感じに生ジュースの会話は飛んでない方向へと発展する。
(まあ、皆が美味しくてにこにこな顔になるなら別にいいんじゃないかな)
(電動ジューサー!)
ぽんっ
テーブルの上に電動ジューサーが出てくるのでコンセントに電源コードを刺して上の蓋を外してりんご、梨を入れて蓋をしてそのままスイッチ押す。