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74 ゾニルフからユーミル・ミーミルについて教えてもらう

「それでさっき言っていた『ユーミル・ミーミル』について教えて欲しいんですが」

とゾニルフに言うと

「うん……ユーミル・ミーミルはこの世界の聖地と呼ばれる場所に生える『世界樹』その物なんだ」

(俺のいた世界でいう『ユグドラシル』とかそういうやつかな)


「太古の時代から現在に至るまで枯れることなく世界を護り続ける世界樹……その話を書いた書物が『エニルカンド』の『歴史図書館』に寄贈されている」

「『エニルカンド』?」

「ああ……グレゴリー大陸の西の国『エニルカンド』そこの歴史図書館はこの世界一の書物貯蔵数を有している」

「へえ……その中に世界樹についての事が記されている書物があるってことですね」

「そういうこと……興味は?」

「特には……俺は大陸を出たいとか冒険したいとかそういう願望はありませんから」


ゾニルフは考える。

「やはり農業とかスローライフに専念したいという事だね」

「ええ今の状態なら……誰もいない状態でなら広い世界を見てみたいって思ったかもしれません」

と言って俺はメセタとユーミル、そしてエリクスの側によって

「俺には家族が居ますから!これが理由です……そして俺はこいつらと一緒に楽しくわいわいしながら農業とかスローライフを満喫したいんです」


ゾニルフはくすりと笑い

「分かったよ……君はしっかりしている。それと前に言った『跡取り』の件はいつか本当にやってもらいたいし私は君が欲しい。君という存在が欲しいし」

(あー、この人は……そしてこいつらは本当に恥ずかしいぃ)

でも、こんな人達が俺は大好きです。

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