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異世界転移した俺は万能スキルでスローライフを謳歌する  作者: みなと劉


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499/519

499 繋がる想いと、静かな夜

リッカが淹れてくれた温かなハーブティーの香りが、リビングに満ちていく。

俺はメセタの柔らかい毛並みに身を預け、その温もりを感じていた。

「我が主、お身体の加減はいかがですか? 少しでも私の体温が、貴方の痛みを和らげる助けになれば良いのですが」

メセタが穏やかな声で語りかけてくる。スキルを通じて直接心に響くその言葉は、どんな薬よりも俺を落ち着かせてくれた。

「ああ、ありがとうメセタ。……リッカも、いつも本当にありがとうな」

俺がそう言うと、リッカは「お礼なんて。私は麗人さんの嫁ですから、当たり前のことです」と、魔獣言語を交えながら優しく微笑み、俺の肩をそっと抱き寄せた。

俺が願っても出てくるのは「本」ばかり。けれど、その制限があったからこそ、俺は今、こうして言葉のスキルを駆使して、人間も魔獣も関係なく、家族として深く対話できている。

「さて……夜も更けてきたな。明日はまた、みんなで畑に出よう」

「はい、我が主。明日も私が、貴方の隣でお守りいたします」

「私も、美味しいお弁当を準備して待っていますね」

家族の言葉が重なり合い、心地よい眠気が俺を包み込んでいく。

過去から積み上げてきた一分一秒の時間が、今のこの揺るぎない絆を作っているのだと、俺は深く感謝しながら目を閉じた。

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