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異世界転移した俺は万能スキルでスローライフを謳歌する  作者: みなと劉


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478 後片付けと、夜の特等席

「ごちそうさまでした!」

皆の満足げな声が響き、賑やかだった夕食の時間が終わった。浅蜊のボンゴレパスタも揚げだし豆腐も、綺麗に平らげられている。

「さて、それじゃあ後片付けをしちゃおうか」

俺が立ち上がると、リッカが「麗人さん、お皿洗いは私とチャリオットでやりますね。麗人さんは少し休んでください」と微笑んでくれた。

「お母さん、私も運ぶの手伝う!」とユミナが小さなお皿を抱え、ライトも「お父さん、僕もテーブル拭くよ」と布巾を手にする。

「パパりん、マチルダも応援する!」

「トトさま、綺麗になりましたか?」

「父上、残った殻の片付けは私が」

マチルダ、アマンダ、リューも、それぞれのやり方で手伝ってくれる。子供たちが寝静まる前のこのひとときは、家族の絆を改めて感じる大切な時間だ。

食器が触れ合う心地よい音を聞きながら、俺は少し先の「夜の時間」のための準備を始めた。

「後片付けが終わったら、少しだけ晩酌にしようか。リッカ、エリクスもどうだい?」

「いいですね! 何かお手伝いしましょうか?」とエリクスが身を乗り出す。

今夜のつまみは、『ジャーマンポテトとソーセージ』に決めている。

先ほどサラダに使ったじゃがいもの残りを、今度は厚めにスライスして、熱したフライパンにバターを落とし、じっくりと焼き色をつけていく。そこに玉ねぎの甘みと、肉汁たっぷりのソーセージを加え、塩コショウと少しのハーブで味を調える。

ジューという小気味良い音と共に、スパイシーで食欲をそそる香りがキッチンに広がる。

「うわあ、いい匂い。麗人さん、またお腹が空いてしまいそうです」

洗い物を終えたリッカが、楽しそうに笑う。

「さあ、できたぞ。子供たちが寝たら、ゆっくりいただこう」

外はすっかり夜の帳が下り、静寂が家を包み込んでいる。

家族の笑い声が落ち着き、暖炉の火が爆ぜる音だけが聞こえる頃。

俺たちは、香ばしく焼き上がったジャーマンポテトとソーセージを囲み、穏やかな夜の時間を過ごし始めた。

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